「自由が丘クリニックが歩んできた、
美容医療の20年とこれから」

美容医療にまつわるコラム解説COLUMN 06
2017.08.18

大学病院で形成外科・美容外科の経験を積んだ医師が開設した、美容クリニックの先駆けが自由が丘クリニック。95年の開院後まもなくから手術以外の治療法が増えて、一般の女性にとっても美容医療のハードルが低くなり、国内外から受診する方の数は年々増加しています。「経験豊富な医師によるチーム医療」を掲げる自由が丘クリニックが、変化する治療法や女性たちのニーズにどう応えてきたのか、変わらず大切にしていることは何か、そしてこれからへの思いについて、古山登隆理事長と長年美容医療の取材を行っているジャーナリストの海野由利子が語り合いました。


古山登隆
古山 登隆

日本の大学病院における“美容外科”を本格的にスタートさせ、美容医療をリードしてきた業界のパイオニア的存在。“メスを使わない若返り治療”を得意とし、特にボトックスやヒアルロン酸注入、糸によるたるみ治療は国際的にも高い評価を得ており、注入指導医のヘッド・ファカルティとして国内外の美容医療の発展に貢献している。

海野由利子
海野 由利子

出版社の女性誌編集部でファッションと美容を担当したのち89年に独立。美容の分野で医療機関や医師にも取材範囲を広げ、99年からは美容医療の取材を体験を含めて続けている。
抗加齢医学会会員/加齢画像研究会会員

古山ドクターが美容外科の道へ進んだわけとは

海野
古山先生は北里大学医学部の形成外科に1981年に入局されましたが、美容外科の方向に進まれたのはなぜですか?
古山
北里の形成外科を開設したのが、私の“ボス”であり現在は北里大学名誉教授の塩谷信幸先生なのですが、大学で講師になる時に「美容外科を開設するので担当するように」と言われたのです。それがきっかけですね。実は嫌で逃げ回っていましたが。
海野
80年代は“美容整形”の雑誌広告が多く、“芸能人が行なう不自然な手術”というイメージが強かったですね。
古山
ええ。けれどアメリカで美容外科を学ばれた塩谷先生は「これからは絶対に美容のためのしっかりした医療が必要になる」と断言されていました。そして、国内外のさまざまな美容外科を見学してくるようにと、送り出してくれたのです。
海野
その間にお気持ちが変わる出来事があったのですか。
古山
アメリカのボルチモアのクリニックである日、老夫婦が来院され、ご主人が「今日は妻の誕生日なので、プレゼントとしてシワを取ってほしいんだ」とおっしゃったんです。おふたりとも笑顔でね。これは衝撃でした。日本では美容を扱うクリニックは怪しげに見られていたけれど、やり方によっては一般の方に受け入れられるかもしれない、と感じたのです。

そして、自由が丘の地でクリニックを開設

海野
従来とは違う医療をイメージできたのですね。
80年代半ばに日本はバブル時代に突入して男女問わず外見にこだわるようになり、スキンケアでは美肌効果が求められ始めましたが、肌やエイジングの悩みを相談できるクリニックはほとんどありませんでした。そしてレーザーやケミカルピーリングなど、手術以外の治療法が現れたのは90年代の後半で、美容医療はようやく一般の女性たちに知られるようになりました。古山先生は95年に自由が丘クリニックを開設されましたが、都心でも繁華街でもないという立地が珍しかったですね。
古山
当時の“美容整形外科”の成功する開設セオリーは「山手線の内側エリアの駅近」でしたからね。繁華街で建物が密集していて賃貸料などのコストが高く、待合スペースが狭かったり薄暗いという傾向がありましたが、私はこの“成功パターン”に疑問をもっていました。山手線の外側で、都心や繁華街ではなく、駅から離れた住宅街。そこで地域密着型の美容クリニックを行おうと思い、自由が丘駅から少し歩いたところに自由が丘クリニックを開設しました。
海野
周りの環境が落ち着いていますね。私が美容医療の取材を始めたのは99年ですが、その前から自由が丘クリニックの評判を友人たちから聞いてました。行きたいと憧れている人は少なくなかったですよ。
古山
そうですか。バブル時代にエステやスポーツジムのブームもあって、美容に気を配ることや「若くありたい」と思うことが特殊なことではなくなりましたね。98年にケミカルピーリングがブームになり、コラーゲン注入によるシワ治療やレーザーのシミ治療など非手術・低侵襲の治療が増えると、美容クリニックを訪れるハードルがかなり下がったのでしょう。芸能人やモデルさんではない、いわゆる一般の女性がたくさん来院するようになりました。世の中の意識が変化したことも大きかったと思います。
海野
と言いますと?
古山
日本人の寿命が延びて高齢化社会になりましたが、女性の平均寿命は1950年にようやく60歳を、60年に70歳を超え、クリニックを開設した1995年は82.8歳に伸びました。かつて40歳は“初老”だったのに、「人生があと半分ある」という時代になったのです。女性たちが「まだまだ人生は長い」と気付いて、年齢の“重ね方”を考えるようになりましたね。
海野
そうですね。それまでの“初老”のイメージにとらわれず自由に。そこに、手術をしなくてもシワやシミの治療ができるクリニックが現れたわけで、話題になりますよね。私も「もう肌の老化で悩まなくていいのかもしれない」と期待と驚きで取材をしていました。そして非手術だとクリニックは「通う」場ということにもなりますね。
古山
そうです。フェイスリフトなどの手術をした場合、その後10年くらいは再来院しないかたが多いです。けれどケミカルピーリングやヒアルロン酸注入などは継続的に行う治療なので年に何度か来院されます。そのたびエイジングの変化を診たり、相談を受けたりして患者さんに関わり続けることができるのです。もちろん、手術を受けた後で非手術の治療を続けることもできます。
海野
“かかりつけ”になるわけですね。新しい情報が聞けそうだし、先々の治療の相談もできますね。自由が丘クリニックは広くてアート作品もそこかしこにあって居心地も良いので通うのが楽しみになりそう。
古山
クリニックは、美しくなるために来院する患者さんにとって心地よく、モチベーションを上げられる空間でありたいと思っています。そのため、内装のセレクトも私自身が行っているんですよ。
海野
現在、自由が丘クリニックは「治療経験が豊富な教授クラスの医師が多数揃う」ことでも知られていますね。
古山
治療のクォリティを上げるには、得意分野を持つ医師が多いほうが良いと考えているからです。患者さんのニーズに応えられる得意分野を持つ大学育ちの医師たちによる「チーム医療」システムを採り、あらゆるニーズに対応しています。
海野
形成外科、皮膚科はもちろん、内科、エステ、抗加齢医学、予防医療など多くの分野からアプローチが用意されているのですね。
古山
美容医療には「人に知られずに」「メスを入れずに」「何としてでも若く」などさまざまなご希望があり、時間やご予算の制約があります。その枠の中で最適で適正、そして喜んでいただける手法を提供したい。治療の中で美容以外のご相談を受けることもあり、それにお応えするためにもさまざまなソリューション(解決法)を用意しているのです。
海野
時代とともに治療法や女性のニーズも変化してきましたが、今後はどのようにしたいとお考えですか?
古山
この地に「地域密着型」を目指してクリニックを開設して20年を超え、地域の方々や通ってくださる患者さんに育ててもらったと感じています。常に考えていることは変わらず、「患者さんや地域の方に何をして差し上げられるか」ということです。 多くの手法、多分野の医師、広い空間。無駄と見る方もいますが、これは多くのソリューションを揃えるための「可能性」なのです。
街のテーマも時代とともに変わります。自由が丘は90年代に「タレントショップ」の街となり、その後「雑貨」「スイーツ」とテーマが変わっていきました。次は「美を作る街」となり、自由が丘クリニックが牽引していく使命ということをヒシヒシと感じています。
海野
素敵ですね。古山先生の考える「美」はとても豊かで広がりのあるものだと感じます。
古山
これからは「美」「健康」にとどまらず、ライフスタイルの提案までしていけると良いなと考えています。みなさんに、病気にならず、若くいていただきたい。「自由が丘クリニックがあって良かった」と思っていただける存在になりたいです。

インタビュー(対談)を終えて

自由が丘クリニックには過去何度も雑誌の取材でお世話になっていますが、初めて訪れたときになんだか居心地が良く、リラックスできるのが不思議でした。その理由は古山先生が「地域の方々」と「患者さん」「女性たち」のことをよくよく考えていらっしゃるからだろうと感じ、それはやがて確信に変わりました。対談での「皆さんに健康で若くいていただきたい」という、古山先生の強い言葉には感動しました。顔の複雑な構造がわかっている手術の名手や皮膚の専門医が揃い、美容に対して誠実に向き合ってくださっていますが、今後も新たな提案が生まれてきそうでとても楽しみです。このようなクリニックがある中で年齢を重ねていけるのは、1つの幸せだと思いました。

医療法人社団 喜美会自由が丘クリニック
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