「内側」からも「外側」からも美しさを追求したい/黒田愛美医師インタビューvol.1

美容医療にまつわるコラム解説
2019.03.29
黒田愛美インタビュー 黒田愛美インタビュー

都内美容クリニックで院長を務めた実績を持つ一方で、トライアスロン日本代表に選出された経験も持つ「アスリート医師」として、多方面で活躍する黒田愛美ドクター。
美容外科・美容皮膚科による「外側」からの美しさと、美容内科での「内側」からの美しさ・健康を両面で追求しております。
女性医師のアドバンテージは共感性の高さにあると語る黒田ドクターに、医師として大切にしていることは何か、そして美しく健康であるための生活習慣などについて、美容医療ジャーナリストが話を伺いました。


黒田 愛美

東京女子医科大学を経て、都内美容クリニックで院長を務めた経歴を持つ。現在は『中からと外からの美容と健康』を信念に、注入やスレッドリフト、レーザーなどを用いた外見へのアプローチと、予防医学や栄養学に基づく体の中へのアプローチの両面で「患者様の美と健康」を追求している。ボトックス・ヒアルロン酸注入指導医。
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Q.医師を志した背景について教えてください。

黒田
いくつかの背景がありますが、一つの大きな転換点は高校2年生の時でした。実はそれまでは「医師」ではなく「獣医」を志望していました。でも、ちょうどその頃飼っていた愛犬が衰弱し、「安楽死させる」か「させない」かという決断をしなければならない経験をしました。その時は「させない」という選択をしましたが、それが本当にあの子にとって最善の選択だったのだろうかと…。

当然のことではありますが動物と私達が「言葉でのコミュニケーションが取れない」ということに、獣医の限界を感じてしまいました。それからは、患者さんとコミュニケーションを取りながら、ご本人が望んでいることをしっかり理解し提供できる医療に携わりたいと考えるようになりました。

もう一つの背景は、医師であった父親の影響だと思います。と言っても、父は私が5歳の時に他界していて記憶はほとんどありません。ただ、やはり医師であった父の存在はどこか身近なものとして残っていて、それが私にこの道を選ばせた背景のひとつなのかなと思っています。


Q.医師としてどのような道を進んでいらっしゃったのですか?

黒田
昔から手先が器用だったということもあり、医師を志した当初から「自分に向いているのは外科かな」という思いがありました。

そこで、最初に選んだのは「乳腺外科」でした。女性特有の病気や悩みに対して女性医師だからこそ提供できる価値があると思ったからです。実際に乳腺外科では、患者さんから「女性の先生で良かった」と感謝のお言葉をいただくことが多くありました。

そういった経験を通し、「女性のための外科医」として新たな医療分野でもっと自分の専門性を磨いてみたいとも考えるようになり、美容医療の道へと進みました。


Q.栄養療法にかなりお詳しいとお聞きしております。どのような治療なのか教えてください。

黒田
外見の美しさは、摂取する栄養素や精神面のコンディションも影響するのですが、その重要性や医学的な影響について専門的に扱っている医療機関や医師はまだそれほど多くありません。私の場合は「美しさ」を扱っている医師として、栄養学レベルで何ができるだろうと興味があり、積極的に学ぶようになりました。

例えば、健康やダイエットのため「いつもカロリーゼロ飲料を飲んでいる」「お昼はスムージーだけ」「糖質は完全にカット」といった事を実践している方もいると思います。

しかしながら、多くのカロリーゼロ飲料には、「アスパルテーム」や「アセスルファムK」といった人工甘味料が使用されおり、これらは細胞の代謝を悪くしてしまう性質があります。つまり、過剰に摂取すると「太りやすくなる」というダイエットとは全く逆の効果を生んでしまう可能性があるのです。

また、市販のスムージーは美味しさのために多くの砂糖が含まれていることも少なくありません。特に女性は「甘さ」と「美味しさ」を直接的に結びつけてしまう方も多いため、商品として販売するにはある程度、甘味を加えることが当然になってしまっているのかもしれません。

糖質カットについても、一切取らないというのは危険です。明らかに栄養不足やホルモンバランスの異常などの弊害が起こり得るからです。 栄養療法の入り口はこういった日常生活の間違った実践法を正すことからスタートします。

具体的には、まず問診でその方の体の状態や、望んでいる結果(美しさや健康)などをお聞きします。その後、その方に必要だと考えられる検査(血液検査、腸内環境検査、遅延型フードアレルギー検査、有機酸検査など)を受けていただき、現在の状態を正確に把握します。そして、そのデータを基に不足している栄養素や必要量、摂取方法などを丁寧にアドバイスします。

正しい知識を身に付けていただき、指導に基づいた食生活を数日から数週間続けるだけで「倦怠感の低下」「睡眠の質の改善」などの変化が感じられ、数ヶ月単位で実践すれば「体重が減った」「肌質が良くなった」など外側の大きな変化も感じられると思います。実践方法はお一人おひとり違いますので、気になる方は是非一度ご相談ください。


Q.ご自身の食生活にも栄養療法を取り入れているのですか?

黒田
はい、かなりマニアックに取り入れています(笑)

朝食は研究に研究を重ねたオリジナルスムージー、昼食は前日の食事内容やその日の健康状態を考慮して不足している栄養素を豊富に盛り込んだ手作り弁当、その上で食事だけでは不足しがちな栄養素を様々なサプリで補う、そんな日常です。私が自由が丘クリニックに勤務するようになってから、クリニックのバックヤードには健康食品やサプリが溢れていて、スタッフには栄養療法に興味を持つきっかけとして喜んでいただいています。

私の普段の朝食やお弁当のレシピ、サプリメントの情報などは、ブログや書籍で公開しているので是非参考にしていただければ幸いです。



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医療法人社団 喜美会自由が丘クリニック
〒152-0023 
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