「内側」からも「外側」からも美しさを追求したい/黒田愛美医師インタビュー

美容医療にまつわるコラム解説
2019.03.29 更新:2019.04.29
黒田愛美インタビュー 黒田愛美インタビュー

都内美容クリニックで院長を務めた実績を持つ一方で、トライアスロン日本代表に選出された経験も持つ「アスリート医師」として、多方面で活躍する黒田愛美ドクター。
美容外科・美容皮膚科による「外側」からの美しさと、美容内科での「内側」からの美しさ・健康を両面で追求しております。
女性医師のアドバンテージは共感性の高さにあると語る黒田ドクターに、医師として大切にしていることは何か、そして美しく健康であるための生活習慣などについて、美容医療ジャーナリストが話を伺いました。

※インタビュー記事を追加・再編集いたしました。(2019/04/29)


黒田 愛美

東京女子医科大学を経て、都内美容クリニックで院長を務めた経歴を持つ。現在は『中からと外からの美容と健康』を信念に、注入やスレッドリフト、レーザーなどを用いた外見へのアプローチと、予防医学や栄養学に基づく体の中へのアプローチの両面で「患者様の美と健康」を追求している。ボトックス・ヒアルロン酸注入指導医。
プロフィールはこちら

Q.医師を志した背景について教えてください。

黒田
いくつかの背景がありますが、一つの大きな転換点は高校2年生の時でした。実はそれまでは「医師」ではなく「獣医」を志望していました。でも、ちょうどその頃飼っていた愛犬が衰弱し、「安楽死させる」か「させない」かという決断をしなければならない経験をしました。その時は「させない」という選択をしましたが、それが本当にあの子にとって最善の選択だったのだろうかと…。

当然のことではありますが動物と私達が「言葉でのコミュニケーションが取れない」ということに、獣医の限界を感じてしまいました。それからは、患者さんとコミュニケーションを取りながら、ご本人が望んでいることをしっかり理解し提供できる医療に携わりたいと考えるようになりました。

もう一つの背景は、医師であった父親の影響だと思います。と言っても、父は私が5歳の時に他界していて記憶はほとんどありません。ただ、やはり医師であった父の存在はどこか身近なものとして残っていて、それが私にこの道を選ばせた背景のひとつなのかなと思っています。
黒田愛美インタビュー風景



Q.医師としてどのような道を進んでいらっしゃったのですか?

黒田
昔から手先が器用だったということもあり、医師を志した当初から「自分に向いているのは外科かな」という思いがありました。

そこで、最初に選んだのは「乳腺外科」でした。女性特有の病気や悩みに対して女性医師だからこそ提供できる価値があると思ったからです。実際に乳腺外科では、患者さんから「女性の先生で良かった」と感謝のお言葉をいただくことが多くありました。
黒田愛美インタビュー風景



Q.そこから美容医療の道へと進んだ理由を教えてください。

黒田
乳腺外科での経験を通じて感じたことは、女性の悩みへの共感性の高さこそが女性医師であることのアドバンテージということでした。

乳ガンの手術から乳房再建、それに伴う豊胸手術なども多く扱い、確かに女性医師であることの強みを活かしながら女性の患者さんに寄り添った医療の提供を実感できました。

一方で、女性のより身近な悩みに対しても女性医師のアドバンテージを活かせるのではないかと。

もともと私自身がメイクやエイジングケアについて興味や関心が強かったこともあり、この分野をより専門的に追求できる美容医療の道へ進みました。



Q.先生は都内の美容クリニックで院長も務められた経験をお持ちですが、自由が丘クリニックへの参画を決めた理由を教えてください。

黒田
お誘いの話をいただいた時は正直驚きました。自由が丘クリニックはアカデミックな場でも活躍されている存在感のある美容外科医が多く在籍しているクリニックです。その先生方と一緒にお仕事をするなんて、想像しただけでもプレッシャーでした。

でも、私を誘ってくださったことは、とても誇らしいことですし、これまで学んできたこと、実践してきたことは間違っていなかったという自信にも繋がりました。

ちょうど海外のトップドクターの医療現場を視察しながら、医師として次のキャリアを考えていた時でしたので、今まで自分が学び実践してきたことを更に発展させる場として、自由が丘クリニックは最高の環境なのではないかと思いました。

他の先生方とは少し違うキャラクターだからこそ、自由が丘クリニックに貢献できる何か、また、患者さまに提供できる何かがあるんじゃないかと考えています。



Q.先生は、医師として以外にトライアスリートとしてもご活躍されていらっしゃるようですね。

黒田
アスリートとして活躍しているかは分かりませんが(笑)

確かにトライアスロンは年に3〜5回くらい国内外の大会に出場しています。もともと小学校から大学まで競技スキーの選手として活動していましたが、大学卒業後は医師としての忙しさもあり競技スキーはやめてしまいました。しばらくは本格的なスポーツから離れていましたが、2012年に医師としての環境の変化もあり、また何か始めたいなと思うようになりました。

できれば競技スキーのような秒単位で争うスポーツではなく、もう少し長い時間を要するスポーツをと思って始めたのがトライアスロンでした。ひとつのことを長く続けると飽きてしまう性格なので「スイム」「バイク」「ラン」と切り替わることも性格的に合っていました。本格的にトレーニングを続け たことで、2017年にはITU世界トライアスロンシリーズの日本代表選手にも選ばれました。

今では、内側と外側からの美しさを専門に扱う「医師」である自分と、常に高いパフォーマンスを目指す「トライアスリート」である自分とは密接に繋がっていて、それぞれに良い影響を与え合っていると思います。
黒田愛美トライアスロン



Q.栄養療法にかなりお詳しいとお聞きしております。どのような治療なのか教えてください。

黒田
外見の美しさは、摂取する栄養素や精神面のコンディションも影響するのですが、その重要性や医学的な影響について専門的に扱っている医療機関や医師はまだそれほど多くありません。私の場合は「美しさ」を扱っている医師として、栄養学レベルで何ができるだろうと興味があり、積極的に学ぶようになりました。

例えば、健康やダイエットのため「いつもカロリーゼロ飲料を飲んでいる」「お昼はスムージーだけ」「糖質は完全にカット」といった事を実践している方もいると思います。

しかしながら、多くのカロリーゼロ飲料には、「アスパルテーム」や「アセスルファムK」といった人工甘味料が使用されおり、これらは細胞の代謝を悪くしてしまう性質があります。つまり、過剰に摂取すると「太りやすくなる」というダイエットとは全く逆の効果を生んでしまう可能性があるのです。

また、市販のスムージーは美味しさのために多くの砂糖が含まれていることも少なくありません。特に女性は「甘さ」と「美味しさ」を直接的に結びつけてしまう方も多いため、商品として販売するにはある程度、甘味を加えることが当然になってしまっているのかもしれません。

糖質カットについても、一切取らないというのは危険です。明らかに栄養不足やホルモンバランスの異常などの弊害が起こり得るからです。 栄養療法の入り口はこういった日常生活の間違った実践法を正すことからスタートします。

具体的には、まず問診でその方の体の状態や、望んでいる結果(美しさや健康)などをお聞きします。その後、その方に必要だと考えられる検査(血液検査、腸内環境検査、遅延型フードアレルギー検査、有機酸検査など)を受けていただき、現在の状態を正確に把握します。そして、そのデータを基に不足している栄養素や必要量、摂取方法などを丁寧にアドバイスします。

正しい知識を身に付けていただき、指導に基づいた食生活を数日から数週間続けるだけで「倦怠感の低下」「睡眠の質の改善」などの変化が感じられ、数ヶ月単位で実践すれば「体重が減った」「肌質が良くなった」など外側の大きな変化も感じられると思います。実践方法はお一人おひとり違いますので、気になる方は是非一度ご相談ください。
黒田愛美診察風景



Q.ご自身の食生活にも栄養療法を取り入れているのですか?

黒田
はい、かなりマニアックに取り入れています(笑)

朝食は研究に研究を重ねたオリジナルスムージー、昼食は前日の食事内容やその日の健康状態を考慮して不足している栄養素を豊富に盛り込んだ手作り弁当、その上で食事だけでは不足しがちな栄養素を様々なサプリで補う、そんな日常です。私が自由が丘クリニックに勤務するようになってから、クリニックのバックヤードには健康食品やサプリが溢れていて、スタッフには栄養療法に興味を持つきっかけとして喜んでいただいています。

私の普段の朝食やお弁当のレシピ、サプリメントの情報などは、ブログや書籍で公開しているので是非参考にしていただければ幸いです。

黒田愛美オフィシャルブログ

アスリート医師が教える 最強のアンチエイジング食事術51 運動術26
『アスリート医師が教える 最強のアンチエイジング食事術51 運動術26』(2019年 文藝春秋) Amazon



Q.予防医学・栄養療法の他に担当される施術を教えてください。

黒田
ヒアルロン酸ボトックスによる注入治療や、スレッドリフトなどの糸によるたるみ治療、二重まぶた埋没法など目元の施術、「女性専門相談(女性器)」などです。

注入治療は、外科的な処置と比べてリスクや身体的な負担が少ないにもかかわらず、正しく行えば高い治療効果が得られます。ヒアルロン酸は打ってすぐに結果が見えるので、治療後に鏡を見た患者さんが若返り効果の高さに驚かれることも少なくありません。注入量や注入箇所を正しく判断するには高い専門性を必要としますが、ナチュラルな仕上がりでありながら確実に効果が出せるという点は、注入治療のポテンシャルの高さと医師としてのやりがいを感じています。

糸によるたるみ治療は、大がかりな手術には抵抗があり一歩を踏み出せないという方におすすめです。もちろん、その方の症状によっては手術が適しているケースもありますが、症状が軽度の方やナチュラルな変化を希望される方にはとても良い選択肢のひとつだと思います。

短時間で手軽に受けられる上、ダウンタイムの少ない治療もたくさんあります。女性のデリケートな部位のお悩みなども、ぜひお気軽にご相談にいらしてください。
ヒアルロン酸注入風景



医療法人社団 喜美会自由が丘クリニック
〒152-0023 
東京都目黒区八雲3-12-10パークヴィラ2F・3F・4F
TEL:0800-808-8200/03-5701-2500
10:00~19:00(最終受付18:45) 年中無休

※当院は予約制となっております。
ご予約のうえご来院ください。

LINE

当院の最新情報やモニター募集など、
お得な情報をお知らせします。

  • Facebook
  • Twitter
  • Instagram
  • Twitter