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古山恵理医師コラム「アンチエイジングの動向、遺伝的要素より重要な老化の原因とは?」

美容医療にまつわるコラム解説
2024.10.30
古山恵理医師の美容塾

国立病院、都立病院などで形成外科医として経験を積み、2020年より自由が丘クリニックで形成外科部長として勤務している古山恵理医師
約3年間アメリカで生活、現地の美容医療についても学び、2024年4月帰国し診療再開。日本形成外科学会専門医、日本抗加齢医学会専門医。

老化には環境因子が強く関係

DNAのイメージ画像

抗加齢学会というアンチエイジングについて学ぶ研究会に所属しておりますので、本日はアンチエイジングの最近の動向についてお話しさせていただきます。
抗加齢学会の理事長である山田秀和先生は当院でアンチエイジング外来をされております。

皆様はどんな風に年齢を重ねていきたいですか?もし老化を遅らせることができるとしたら、試してみたいですか?

老化の原因として遺伝的背景は2~3割で、残りの7~8割は環境因子であると示す研究があります。
遺伝子的にDNAの配列が同じとされている一卵性双生児が、加齢に伴う老化の度合いにより見た目が異なってくるのはなぜかという研究で、環境因子が大きな影響を与えるということがわかってきています。

年齢には暦年齢と生物学的年齢があります。暦年齢は生まれてからの時間の長さのことで、生物学的年齢は身体の機能や病気へのリスクを反映させた年齢を意味します。

ピンピンコロリとは

ミドル世代の女性と20代の女性の写真

寿命は遺伝子で決まっているのでアンチエイジングをしても200歳まで生きるわけではありません。

我々が120歳位まで生きると仮定した場合、亡くなる直前まで元気に活動する「ピンピンコロリ」が一番理想的だと思います。

ピンピンコロリを目指すためには、できるだけ生物学的年齢が進むのを遅くする必要があります。
アンチエイジング医学では、老化速度を遅くする治療だけでなく、さらにリプログラミング(細胞の核を未分化な状態に初期化すること)という手法での若返りもネズミではできるようになりました。老化を治療する時代がやってきます。

老化を遅らせる予防医学とは?

ランニングをしている女性の写真

年齢を重ねると、余暇の時間はあるけど体が追いつかないという方もいらっしゃると思います。
もし老化しなければ、暦年齢を重ねていても、生物学的年齢は若いので、旅行もスポーツも恋も仕事も諦める必要がないのです。そう考えるととてもワクワクしませんか?

欧米では既に一般向けの検査が提供されています。ですがまだ高価なので、しばらくは老化を遅らせるために日常でできる対処方法を行っていきます。

老化速度を遅くする予防医学の面で重要なのは運動・栄養・精神(脳・睡眠・環境です。適度な運動や、腹八分目の食事、過不足のない睡眠、紫外線への注意などに加えて、前向きな気持ち(ポジティブシンキング)も効果があると考えられています。

目指すところは、健康な状態で可能な限り生きる「ピンピンコロリ」です。以上が最近のアンチエイジングの研究のまとめです。次回はアンチエイジングのさらに具体的な方法についてお話しさせていただきます。

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古山恵理

形成外科・美容外科。 杏林大学医学部卒業、日本形成外科学会専門医。 古山理事長のDNAを受け継ぎ形成外科医となる。東京医療センター形成外科で経験を積み、注入とデバイスによる治療に精通し、注力している。

医療法人社団 喜美会自由が丘クリニック
〒152-0023 
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※未就学児の診療はおこなっておりません。
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