学会活動

ジュビダームビスタ新発売記念講演会 at 品川

前日に引き続き、アラガン社のジュビダームビスタ新発売記念講演会で講師を務めてまいりました。
今回の講演会はTKPガーデンシティ品川というコンベンションホールで行われ、全国各地から約300名のドクターが出席されるという大規模なものでした。

最初にレオ・リー社長から、今回のモデレーターである私とジョン・ロジャースが紹介され、ドクター・ブラッツによる特別講演から始まりました。さすが世界でも注入の第一人者として知られている先生です。解剖学を取り入れたアセスメントと注入の仕方は非常にわかりやすく、理にかなっておりました。特に感心したのは加齢の最大のサインとは「影の出現」だといわれていたことで、この「影」をうまく消すのにジュビダームビスタは非常に有効であると再認識いたしました。

特別講演のあとは、実際のアセスメントと注入です。これは私が担当しました。私は講師としてライブ注入を行うことが多いのですが、その際に必ずといっていいほど「緊張しないのですか?」と参加されたドクターから聞かれます。確かに、大きなスクリーンに映し出された私の一挙一動を300名ものドクターが見つめているわけですから、緊張して手が震えてしまうのでは…と思われる方もいるかもしれませんね。ですが私の場合は、モニターさんの前に座った時点で、いつもの施術のように集中してしまいますので、まず緊張することはありません。施術中も質問されることが多いので、質問を聞き逃さないよう会場からの声にも耳を傾けながら行うよう気をつけています。

今回は40代と60代のモニターの方に対するアセスメントを行いました。ここでドクター・ブラッツと一緒に影になる部分を消すにはどこを持ち上げればよいかということを詳しく説明いたしました。
アセスメントの後は40代のモニターさんへ注入を行いました。今回は全体的に若返ることを目的としていたので、涙袋の下、小鼻の脇(法令線を薄くするため)、口角の下(マリオネットライン)、こめかみへの注入を行いました。実際の注入後には随分と印象が変わっていたので、参加者の皆様も驚いておられるようでした。

プログラムの最後にはパネルディスカッションがあり、ドクター・ロジャースと私が座長を、ドクター・ブラッツ、東海大学の河野太郎先生、そして当院でも外来を担当いただいている佐藤英明先生がパネリストとして登壇されました。
私としましては、このパネルディスカッションのパネリストの半数が自由が丘クリニックのスタッフであるという事実に、当院の注入術におけるレベルの高さを誇らしく思った次第です。

2日間にわたってアラガン社のセミナー講師を務めたわけですが、このように美容医療の発展や技術の向上に貢献できることは非常にありがたく、喜ばしいことだと感じております。また、私自身も様々なドクターにお会いすることで、自分の見識を広めるのみならず、向上心を刺激されます。今後もこのような活動を通じて、私自身だけでなく自由が丘クリニックそのものが進化を遂げていけるよう精進していきたいと思っております。

関連記事