国立病院、都立病院などで形成外科医として経験を積み、2020年より自由が丘クリニックで形成外科部長として勤務している古山恵理医師。
現在アメリカ在住、2024年帰国予定。日本形成外科学会専門医、日本抗加齢医学会専門医。
今回は、クールスカルプティングで全米No.1の施術数を誇るクリニックで研修させていただいた時のことをお話ししたいと思います。
と言っても、決してクールスカルプティングに特化したクリニックというわけではなく、形成外科医がいて、脂肪吸引や腹壁形成術など、あらゆるレベルの肥満に悩む患者さんに対して治療ができるクリニックです。
ほかにも、顔から髪の毛まで様々な治療が行われているので、どこか自由が丘クリニックと似ている雰囲気を感じ、とても居心地のいいところでした。場所はフロリダで、リタイア後の患者さんも多いのだとか。
やはり、気になる悩みを解決しに、その治療のためにクリニックを探して単発で行って治療するのではなく、患者さんの全体の状態を知りながら、長くその時その時の悩みに対して、様々な方法がご提案できるようなクリニックが、患者さん目線でも大事なのだなと感じました。
さて、ドクターとの会話で印象的だったことは、日本で太っている人は多くないのでは?と聞かれたこと。答えはその通り、世界から見たら少ない分類になります。
世界保健機構の診断基準では、BMI≧30を肥満と定義していますが、日本ではBMI≧25以上で健康障害が出やすいという研究に基づき、BMI≧25を肥満と定義しています。
日本のBMI≧25の割合は、女性はバングラデシュやインドと並び最も低い一方、男性は、中国に次いで比較的高い位置についでいます。
アメリカは半数近い人が肥満と言われる状態なので、BMI30に満たないスリムな女性が多い日本は、海外から見たらみんな痩せているという風に感じるのかもしれませんね。
しかし、他人から痩せていると言われようと、細部にもこだわるのが日本人。
お腹でも腕でもつまめる脂肪が気になる方は、クールスカルプティングで治療ができます。また、印象的だったのは、男性の患者さんも多いこと。お腹はもちろん、ラブハンドル(腰回りの肉)や、胸のお肉も治療される方が多いです。
改めて、クールスカルプティングの効果の出やすい患者さんや治療部位なども伺い、今後さらに、悩んでいらっしゃる患者さんにはぜひこの治療方法を試してもらいたいなと、改めて思うようになりました。
そして、美容医療の可能性についても再認識。人は年を取ると段々と体の力が弱くなり、外出する機会が減り、病気にならないまでも手助けや介護が必要となってきます。
このように心と体の働きが弱くなってきた状態をフレイル(虚弱)と呼びますが、美容医療の力で、気になる脂肪を減らして筋肉などの機能を維持し、健康で元気に加齢していくことが、フレイル予防にもつながると感じました。
ダウンタイムも少なく、様々な悩みに対して治療が選択できる現代、改めて医療の進歩を実感します。
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