盆栽エステティクスは、自由が丘クリニックの理事長・古山登隆医師が「日本の伝統文化の盆栽と美容医療は、どちらも自然の美しさに人工的に手を加えることで、さらに美しさを追求する」という共通点に着目し、世界的な国際学会で発表した演題です。
盆栽は植物を育てて楽しむものですが、ただ鉢に樹を植えればよいというわけではなく、美しく育てる過程で様々な知識や技が必要です。
美容医療も正しい知識と高い技術力があってこそ叶えられる美しさがあります。
盆栽エステティクスでは、ありのままの自然をそのまま見せるのではなく、少し手を加えることによって、より美しく魅せることができる「自然美と人工美の調和」について提唱しています。
盆栽は自然美に人工的に手を加えて、さらに美しさを追求します。
「名木に表裏なし」ということわざがありますが、これは優れた盆栽は360度、どの角度から見ても美しい造形であるという事を表しています。
美容医療も正面から見た姿だけを美しくするのではなく、どの角度から見ても美しいということは重要です。
また、盆栽はその植物の特徴を生かし、強調する部分と割愛する部分のメリハリをはっきりさせることで美しさを引き出します。
美容医療も不自然さを感じる仕上がりではなく、患者さまが本来持っている魅力を最大限に引き出すような治療が理想的だと考えます。
盆栽も美容医療も生きているものに対して行うことですから、それぞれの生態や解剖学を熟知しておくこと、素材の魅力を最大限に引き出すプランを作ること、またその際、強調する部分と目立たせなくすることなどを意識することが重要です。
エイジングのお悩みの改善は、シワやタルミの部分的な治療ではなく、総合的プランニングとアプローチによって完成します。
ノンサージェリー治療の場合、大切なのはゴールの設定です。 治療のゴールとなる美しさのポイントは、3LTBSTが大切であると考えています。 3LTBSTとは、3つのラインと1つのトライアングルとバランスとスキントーンの事です。
・Face Line
人間では、Oval Shaped Faceが美しいとされていますが、盆栽においても人の顔の輪郭にあたる木全体の美しさは大切で、盆栽においては不平等三角形が理想とされています。
・Ogee Line
顔の美しさにおいて曲線が重要なのと同様に、幹が作る曲線、盆栽の全体が作る曲線は美しさにおいて重要です。
・Aesthetic Line
盆栽においても正面像での美しさだけでなく、どの角度から見ても美しいということは重要です。
・Central Triangle
盆栽においても、根元から頂点に向かって、力強く伸びる形は中心部の美しさを形成し、盆栽の美しさのポイントとなります。
盆栽においても様々な三角形が形成するバランスは美しさにおいて重要です。また、この三角形が作るバランスは、黄金比とも類似します。
顔の美しさにおいて、シミがないことも重要ですし、皮膚の色調やツヤは美しさを作ります。盆栽においても葉の色、葉のツヤはとても大切です。
自由が丘クリニックでは、ヒアルロン酸、ボトックス、スレッドリフトなどノンサージェリー治療を組み合わせてご提案するオートクチュール治療によって3LTBSTを整えながら、品と華のあるナチュラルルッキングな仕上がりをご提供しています。
「盆栽エステティクス」や3LTBSTについてなど、古山理事長が詳しく解説しています。ぜひご覧ください。
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