日本の大学病院における“美容外科”を本格的にスタートさせ、美容医療をリードしてきた業界のパイオニア的存在。
“メスを使わない若返り治療”を得意とし、特にボトックスやヒアルロン酸注入、糸によるたるみ治療は国際的にも高い評価を得ており、注入指導医のヘッド・ファカルティとして国内外の美容医療の発展に貢献している。
2020年3月、最新著書『解剖から学ぶヒアルロン酸注入療法』が、メディカルレビュー社より出版されました。
メスを使わない「ノンサージェリー」治療へのこだわりや、“人生の質を高める医療”としての美容医療に対する哲学について語っています。
北里大学医学部卒業後、北里大学医学部形成外科に入局。
米国で外科・形成外科の専門医資格を取得し、日本の形成外科・美容外科の発展を牽引した故・塩谷信幸北里大学名誉教授のもとで研鑽を積みました。
解剖学に基づいて組織を的確に扱う形成外科の手技と、美容医療の基本を学んだこの時期が、現在の治療哲学の原点となっています。
北里大学医学部形成外科のチーフレジデントとして、診療の中心を担いながら数多くの手術・臨床経験を重ねました。
顔面をはじめとする複雑な解剖と組織の構造を的確に捉え、繊細に扱う技術を磨いた経験は、後にヒアルロン酸やボツリヌストキシン(ボトックス)など、細かな調整が仕上がりを左右する注入治療にも生かされています。
「コラーゲン薄膜を用いた培養皮膚モデル」の研究に取り組み、医学博士号を取得。皮膚組織の構造や再生のプロセスを科学的に探究しました。
この研究経験は、外見だけを整えるのではなく、皮膚や組織そのものを理解したうえで治療を考えるという、現在のエイジングケアや再生医療にもつながる原点の一つとなっています。
北里大学形成外科講師として診療・教育に携わるとともに、北里大学における美容外科診療の立ち上げと発展に尽力しました。
精神科とも連携し、外見だけでなく患者さまの心理面にも目を向けた診療を実践。形成外科を基盤に、美容医療をより総合的な医療として捉えるこの経験が、現在の治療哲学にもつながっています。
「安心して受けられる、誠実で質の高い美容医療を提供したい」という思いから、自由が丘クリニックを開設。
形成外科、美容皮膚科をはじめ、各分野の専門性を持つ医師が連携して一人の患者さまを診る「美の総合クリニック」を目指し、外科・ノンサージェリーの双方から、その人らしい自然な美しさを追求してきました。
長年にわたり培ってきた形成外科、美容外科、注入治療などの臨床経験を次世代へ伝えるため、国立大学法人千葉大学 医学部形成外科 非常勤講師に就任。
若手医師の教育・指導に携わるとともに、大学での学術交流を通じて新たな知見を取り入れ、日々の診療と教育の双方に生かしてきました。
東京大学大学院 理学系研究科の共同研究員として研究活動に携わる一方、University College London(UCL)学術連携プログラム「Plastic Aesthetic Regenerative Specialists-University London(PARS-UL)」の国際講師として活動。
国内外の医師・研究者との学術交流を通じ、美容医療や再生医療に関する知見を深め、日々より安全で質の高い治療へと還元しています。
顔のたるみの非観血的治療
(文光堂 )
編著、使用する材料と準備、注入の実際、ヒアルロン酸製剤と注入治療の歴史・変遷、最新のカニューレ注入法
(克誠堂出版 )
容貌の加齢による変化
(中山書店 )
表情筋による動的しわとは、ボツリヌス毒素治療
(中山書店 )
目もとのシワ・タルミの診断と治療
(全日本病院出版会 )
編著
(メディカルレビュー社 )
表情シワに対するボトックス注射、多汗症に対するボトックス注射、全般的エビデンスレベルと今後の展望、筋肉減量目的のボトックス注射
(中山書店 )
総監修
(コスモの本 )
副主編、美しい鼻をつくるための注入手技、鼻周囲の解剖について
(北京大学医学出版社 )
美容皮膚科のための顔面解剖
(メディカルレビュー社 )
総監修
(MPR株式会社 )
共著
(文光堂 )
ヒアルロン酸製剤注入治療
(全日本病院出版会 )
脂肪冷却治療の最前線 クールスカルプティング®でボディラインを創造する 座談会
(メディカルレビュー社 )
企画編集、総論 形態学的加齢現象のメカニズムと治療手法
(医学出版 )
手背の萎縮、美しい手と腕を実現する治療とケア 座談会
(メディカルレビュー社 )
傷のケアと管理 眼瞼手術後に腫れさせないためのケア
(メディカ出版 )
ボツリヌストキシン治療のトラブル予防1
(医学出版 )
編集、ボツリヌストキシンによる美容治療 総論
(全日本病院出版会 )
3LTBでJapan Beautyを実現する、ティアトラフに対する施術
(メディカルレビュー社 )
口唇の美しさとは
(医学出版 )
ボツリヌストキシン 眉間・目尻などのシワ治療
(医学出版 )
ボツリヌストキシン+ヒアルロン酸によるコンビネーション治療
(医学出版 )
ボツリヌストキシン注射
(医学出版 )
上顔面のシワ・凹凸に対する注入療法
(メディカルレビュー社 )
皮膚の生理学 手の血管・神経
(メディカルレビュー社 )
顔面の皮膚の生理学 リンパ
(メディカルレビュー社 )
ヒアルロン酸注入治療の可能性 座談会
(メディカルレビュー社 )
たるみは解決できるか(4) ヒアルロン酸による治療
(メディカルレビュー社 )
顔面の解剖学 脂肪とligament(リガメント)
(メディカルレビュー社 )
顔面の解剖学 骨と血管
(メディカルレビュー社 )
ボツリヌストキシンとフィラーのコンビネーションによる顔面のリジュビネーション
(全日本病院出版会 )
顔面の解剖学 筋肉と神経
(メディカルレビュー社 )
目尻から下眼瞼外側 時に頬部までかかるしわに対するボツリヌストキシン注射療法のコツ
(全日本病院出版会 )
高濃度ビタミンC点滴による抗加齢医療
(全日本病院出版会 )
フェザーリフトによる顔面のたるみ治療
(全日本病院出版会 )
ボツリヌストキシン治療・目的とゴールのミスマッチ、ナチュラルルッキングが叶える、品と華のある美しさ
(メディカルレビュー社 )
共著
(南江堂 )
著者
(千早書房 )
著者
(保健同人社 )
もともとはマイクロサージャリーの道に進もうと考えていましたが、恩師の塩谷信幸教授から「古山君、君は美容の道に進みなさい」と半ば強制的に決められたのが始まりです(笑)
当時、日本では美容医療にまだどこか暗いイメージがあり、私自身もあまり乗り気ではありませんでした。
ところが、塩谷教授に勧められてアメリカの美容クリニックを訪れ、考えが一変しました。
あるご主人が、奥さまの誕生日に「しわ取り治療をプレゼントしたい」とご夫婦で来院されたのです。
美容医療が日常の中に自然に存在し、人を幸せにしている。その光景に衝撃を受け、本気でこの道を志すようになりました。
もちろんです。美容医療は、たくさんの治療を受けることが目的ではありません。
まずは患者さまが何を気にされ、どのようになりたいのかを丁寧に伺い、本当に必要な治療を一緒に考えることが大切です。
ボトックスだけ、ヒアルロン酸1本だけというご相談でもまったく問題ありません。私は「入れる技術」と同じくらい、「入れない判断」「止める判断」も重要だと考えています。
少量から始め、顔全体のバランスや表情を見ながら必要に応じて調整する。やり過ぎず、その方らしい自然な美しさを残すことを大切にしています。
私が追求しているのは、その人が本来持っている美しさを生かしながら、自然に整えることです。
そのための指標として、3つのライン、トライアングル、バランス、スキンコンディションから顔全体を見る「3LTBSC」を大切にしています。
同時に、盆栽や日本庭園のように、すべてを均一に整えるのではなく、必要なところにだけ手を加える「Bonsai Aesthetics」、日本庭園の「無作為の作意」という考え方も治療の基本です。
目指しているのは、治療したことを感じさせないNatural-lookingな仕上がり。その先に、日本人らしい「品と華」を備えたJapan Beautyがあると考えています。
加齢による変化は、ボリュームの減少だけで起こるものではありません。
骨格や脂肪、筋肉、靱帯、皮膚など、さまざまな組織の変化が重なって現れます。そのため、すべてをヒアルロン酸だけ、ボトックスだけで補おうとすると、入れ過ぎによる不自然さにつながることがあります。
ヒアルロン酸、ボトックス、糸リフト(スレッドリフト)など、それぞれの治療の特性を生かし、必要なものを適切に組み合わせることが大切です。
さらに、肌そのものの質を高める再生医療やスキンブースターも取り入れ、顔全体を立体的・総合的に診ることで、より自然で調和のとれた仕上がりを目指します。
美容医療には、ひとつの診療科や一人の医師だけでは解決できない悩みがあります。
だからこそ自由が丘クリニックでは、形成外科、皮膚科、麻酔科をはじめ、さまざまな分野の専門医が連携して患者さまを診る体制を大切にしています。
大切なのは、患者さまを一つの治療法に当てはめるのではなく、その方にとって本当に必要な治療を選択することです。
それぞれの医師が専門性を生かしながら意見や知識を共有し、多角的な視点から一人ひとりに適した治療を考える。それが、私たちの目指す「美の総合クリニック」です。
美容医療は、誰かに見せるためだけのものでも、若さを競うためのものでもありません。
鏡を見たときに少し気持ちが明るくなったり、人に会うことが楽しみになったりする。外見の小さな変化が、心や日々の過ごし方に良い影響を与えることがあります。
私は、それも美容医療の大切な役割だと考えています。ですから、きれいになりたいと思うことに、後ろめたさを感じる必要はありません。大きく変わる必要もありません。
その方が自分らしく、前向きに年齢を重ねていくために、美容医療を上手に役立てていただければと思います。
※当院は予約制となっております。
必ずご予約のうえご来院ください。
※未就学児の診療はおこなっておりません。
お近くの小児皮膚科を受診ください。
※ご本人確認書類のご提示をお願いする場合があります。(詳細はこちら)