
AGA(エージーエー)とは、成人男性によくみられる、髪が薄くなる状態のことで、「男性型脱毛症」という意味です。思春期以降に額の生え際や頭頂部のどちらか一方、もしくは双方から薄くなっていきます。
一般的に「遺伝」や「男性ホルモンの影響」などが主な原因と考えられており、年齢とともに抜け毛が進行し、薄毛が目立つようになります。このような髪の毛の変化は、個人差はありますが、20代前後から始まって、35歳までには約40%の男女に何らかの脱毛の症状が現れます。
AGAは進行性ですので、何もせずにほうっておくと髪の毛の数は減り続け、徐々に薄くなっていきます。
※AGAの脱毛形態一例
II型
III型
IV型
V型
VI型
VII型
AGAの脱毛はDHT(ジヒドロテストステロン)というホルモンが高濃度になり、これがヘアサイクルの成長期を短くする原因と考えられています。
男性ホルモンのテストステロンが、5αリダクターゼという還元酵素の働きで、ジヒドロテストステロンに変換され、これが毛乳頭細胞にある受容体と結合して、髪の成長を抑制してしまうといわれています。
成長期が短くなることにより、髪の毛が長く太く成長する前に抜けてしまいます。十分に育たない、細い短い髪の毛が多くなると全体として薄毛が目立つようになります。
※5αリダクターゼの働きには個人差があり、遺伝が強く影響しているといわれています。
※ヘアサイクルの乱れ
これまでに民間療法から医薬品まで、さまざまな種類の育毛剤、発毛剤(塩化カルプロニウム、ミノキシジルなど)が開発されてきました。
さらに近年、AGAの原因が明らかになってきたことで、「飲むタイプの治療薬」も発売されるようになりましたので、根気よく治療を続ければ、抜け毛の進行を抑える効果や改善効果が期待できるようになってきました。
さらに自由が丘クリニックの毛髪外来では、それらの治療薬に加え、精神的なストレス、免疫力の低下、体内に溜まった有害物質の除去や各種の頭皮頭髪ケアといった、各専門分野の多角的なアプローチにより、脱毛、薄毛の原因を探り出して、その方に合った最適な治療を行っていきます。
1.プロペシア内服治療
AGAの治療薬プロペシアは、メルク社の子会社である万有製薬が、2005年10月に「プロペシア錠」の輸入承認を取得して、2005年12月に国内で発売を開始した、世界約60カ国で承認されている医薬品です。
万有製薬のプロペシアは、0.2mgと1mgがあり、1日1錠を内服することになっています。
成人男性のみが服用対象で、女性と未成年は服用することはできません。
2.ミノキシジル外用薬治療
ミノキシジルは血管拡張剤の1つで、最初は高血圧の経口薬として用いられていました。
これが後に髪を育成し脱毛症を回復させる効果が発見され、1980年代に現在のファイザー製薬が、薄毛や脱毛症の治療用として、ミノキシジル外用溶液(商標名:ロゲイン)の販売を始ました。
これを頭皮に塗布することで、脱毛を抑えて発毛を促します。
3.ザガーロ
ザガーロは2015年に承認された新しいAGA治療薬です。ザガーロの特徴は、Ⅱ型5αリダクターゼだけではなく、Ⅰ型5αリダクターゼにも効果ある点です。
施術名 | AGA治療 | |||
料金 | プロペシア | 28錠(28日分) | 10,000円(税別) | |
フィナステリド | 28錠(28日分) | 8,000円(税別) | ||
ザガーロ | 30カプセル(30日分) | 10,000円(税別) | ||
ミノキシジル | 3% | 10,000円(税別) | ||
5% | 9,000円(税別) | |||
15% | 15,000円(税別) | |||
オプション | 血液検査 | 3,000円〜(税別) | ||
AGA遺伝子検査 | 21,000円(税別) | |||
毛髪ミネラル検査 | 15,000円(税別) | |||
初診料 | 3,000円(税別) |