学会活動

市民公開講座 at 恵比寿 レポート

市民公開講座『美しく生きる選択肢を学ぶセミナー』が2022年11月に恵比寿ガーデンルームにて開催されました。美容医療の“正しい選択法”、“安心・信頼できる施術とは”などについて、古山登隆理事長、大慈弥裕之医師、そして北里大学北里研究所病院病院長である渡邊昌彦医師による講演とディスカッションが行われ、多くの方に会場とオンラインでご参加いただきました。

今回の市民公開講座は、美容医療をより身近なものとしてもらうために、一般の方をお招きして、会場とオンラインによって開催されました。

自由が丘クリニックからはヒアルロン酸注射やボトックス注射を専門とする古山登隆理事長、そして眼瞼下垂を専門とする大慈弥裕之医師が出席し、北里研究所病院からは渡邊昌彦病院長が招待され、さらにビューティ・ライフスタイルデザイナーの藤原美智子さん、ファッションプロデューサーの植松晃士さんとのディスカッションも行われました。

古山理事長のパートは『日本人が目指すべき美しさについて』と題した講演で、美容医療の役割や日本人の美の基準、これからの美容医療についての講演が行われました。

その中で、いくつになってもステキな女性でいるためには、“ありのままの自分”では難しいと語っています。老化とは「疲れていて」、「悲しそうで」、「怒っているよう」に見えるからです。安全かつ適切な治療がなされること前提に、美容医療を活用することも選択肢の一つです。

大慈弥医師は、自ら主任研究員を務め、令和元年度の厚生労働科学特別研究事業で策定された『美容医療診療指針』について発表を行いました。

美容医療は自費診療が中心となるため、合併症や未承認品の適正な使用がなされているかなど、完全に把握できない部分もあります。美容医療診療指針は安全・安心な美容医療を行うためのガイドラインの役割を担っています。

最後のセッションでは渡邊病院長、ゲストの藤原美智子さん、植松晃士さんが参加し、5名によるディスカッションとなりました。エイジングフェイスによる悩みをテーマ、メイクアップと美容医療それぞれの対処法について細かい解説が行われました。

紹介された悩みは肌質、まぶたのシワやクマ、肌のたるみ、ほうれい線、唇のラインと、どれも加齢と共に増える悩みです。また、メイクと美容医療の関連性はどれも参考になる内容で、細かくメモを取る方も多く見られる充実ぶりでした。

最後に渡邊病院長からは「KJC北里美容医学センター(自由が丘クリニックと北里大学北里研究所病院が提携を行ない、港区白金の北里研究所病院内に開設された美容医療部門)は予防医療や本格治療に加え、美容医療を導入した新しい機関。今回のイベントを通して、多くの人に美容医療の理解を深めてもらいたいです」との言葉があり、自由が丘クリニックとしても、大学病院との連携により、安全・安心な美容医療の啓蒙活動に、これからも協力していきたいと思います。

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