学会活動

ヒアルロン酸『ジュビダームビスタ® ボラックスXC』発売記念WEBセミナー

2021年2月、厚生労働省に承認されたヒアルロン酸注入製剤『ジュビダームビスタ® ボラックスXC』の発売に合わせて、古山登隆理事長が解剖と最適な治療手技を検証するためのWEBセミナーで講師を務めました。全国の400名以上のドクターが聴講し、関心の高さを伺わせました。

『ジュビダームビスタ® ボラックスXC』は、女性では綺麗な顎のライン、男性では力強い顎のラインをつくるための、下顎に特化したタイプのヒアルロン酸です。

さりげない若々しさや美しさを目指すトータルフェイシャルトリートメントでは、下顎へのアプローチも当然必要となるのですが、日本人の下顎に対する治療数はアジア諸国や世界に比べてもまだまだ低いという調査結果もあり、これを機に今後、下顎へのヒアルロン酸注入が広まっていくと予想されます。

今回の『ボラックスXC』発売記念WEBセミナーでは、古山登隆理事長が下顎の美しさの重要性、老化と解剖について講演しました。これまで注入治療の手技におけるベースは、欧米の手技をフィードバックしたものが多く取り入れられてきました。

しかし日本や韓国、中国といった北東アジア人と欧米人では、顔面の骨格に差があります。簡単にいうと、北東アジア人の骨格は欧米人の骨格に比べ、頬骨と上顎が突出していて下顎先が小さいという特徴があります。ヒアルロン酸注入の治療で最良の結果を得るためには、これらの点に留意しなければなりませんので、欧米人と同じ手技では望んだ結果が得られない場合もあります。

そこでこの度のWEBセミナーでは、特に日本人をはじめとした北東アジア人に適した注入手技の考察がなされました。また、安心・安全に注入治療を行うための下顎についての解剖も、改めて解説されました。

実際に治療を行った症例の発表で、ボラックスXCの優位性や今後の可能性についても発表しました。女性と男性において、顎の理想的なラインは違うため、注入ポイントもそれぞれ違ってきます。 女性の柔らかくなめらかなライン、男性の力強さを強調したラインと、注入手技や注入ポイント、実際の治療にあたっての留意点など、その違いを丁寧に解説されました。

Q&Aでは聴講する全国のドクターより多数の質問が寄せられました。

古山登隆理事長は早くから注入治療を実践し、豊富な症例を重ねてきたドクターです。このセミナーでも、その経験と培ってきた技術、理論を、まだ経験の浅いドクターに惜しみなく披露し、安全・安心な美容医療を目指すために活動を続けています。

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