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松浦佳奈医師インタビュー

美容医療にまつわるコラム解説
2020.06.15

2020年4月より、自由が丘クリニックの常勤医として、日々診療にあたる松浦佳奈ドクター。聖マリアンナ医科大学病院で経験を積み、皮膚科専門医にも認定された実力は折り紙付き。「信頼していただけるドクターでありたい」と、患者様お一人おひとりに丁寧に向き合う姿勢で、早くも人気を集めている。今回は、そんな松浦ドクターに美容ジャーナリストの近藤須雅子さんが話を伺いました。



皮膚科の専門医として深刻な病に立ち会った経験も

近藤
肌トラブルの治療だけじゃなくて、メイクや美容まで相談できる女性のお医者様がいらっしゃるのは、女性にとって本当に心強いですね。
松浦
ありがとうございます。私自身、美容やメイクも大好きです。でも、皮膚科医を目指したのは医学部を卒業して、皮膚科の研修を受けてからです。
近藤
皮膚科を選ばれたわけは?
松浦
皮膚は全身の健康状態を映す鏡ですし、性別や年齢を問わず多くの方の健康維持の力になれると実感したことが大きいですね。

皮膚疾患と言っても、ニキビや湿疹から悪性の腫瘍や感染症まで範囲がすごく広いです。たとえば、患者さんはシミだと思っていても、検査をしたら悪性腫瘍だということも。

大学の医局では悪性腫瘍の診療外来にずっといたので、命のかかわる病気の患者さんにふれあう機会もあって、皮膚科医としてだけでなく医者として、貴重な経験を積むことができました。

その一方で、メイクとか美容も大好きですけれど(笑)


医大卒業と結婚式の際にはヒアルロン酸注入を体験

近藤
自由が丘クリニックで、患者さんとして治療を受けていらしたと伺いました。
松浦
母が医大の卒業祝いに鼻のヒアルロン酸注射をプレゼントしてくれました(笑)。古山登隆先生の手で、もう一瞬で顔が垢抜けて、本当に感動しました。そのとき、「医大生なんだったら、卒業後はうちに来たら」って冗談半分に言っていただきました。
近藤
その頃は、皮膚科医になられていた?
松浦
皮膚科に勤めて皮膚科の専門医を目指していました。それには大学レベルの病院で5年以上、診療している必要があります。

それも去年の8月にやっとパスして、さてこれから何を専門にすべきかを考えたのですが、思い浮かんだのが「美しく年齢を重ねる」ための美容やアンチエイジングでした。

そうすると、あらためて古山先生の素晴らしい治療を思い出して、自由が丘クリニックで働けたらなと思ったのですが、歴史ある美容クリニックだし、まさか無理だろうって。それが、ひょんなことから実現して、自分でもびっくりしていますし、責任を感じています。


皮膚を通して人生をサポートしハッピーオーラを引き出したい

近藤
クリニックでのご担当は?
松浦
シミやシワ、たるみのレーザー治療が中心です。ヒアルロン酸注射ボトックス注射までは勇気がないけれど、きれいになりたいという方のお力になりたいですね。

シミってとても奥深くて、合っていないレーザーを使ったらよけい濃くなったりもします。そこは専門医として、適切な治療をお約束します。それも患者さんのご希望をよく聞いて、できるだけいろんな選択肢を提案したいですね。

というのも、大学の医局では保険診療の範囲内に限られていました。

でも、自由が丘クリニックでは枠にとらわれずにいろんな方法をご提案できるのがうれしい。そのためには患者さんの話をしっかりうかがって、「先生だったら何でも相談できるね」って、信頼していただけるよう心がけています。
近藤
カウンセリングが大切だと。
松浦
そうです。

皮膚って体調の変化とか、食べ物やストレスやスキンケアや趣味やライフスタイルや、ささいなことで容易に変化するし、クリニックの治療だけでなく普段の生活のアドバイスも大事です。そのためには、お話をしっかり聞いたり、信頼していただくことが、いちばん大事だと思います。

長くおつきあいしながら、20代や30代のときはこうだけれど、子供ができて忙しくなったら、ここだけは押さえた方がいいとか、患者さんの人生に寄り添っていくのが理想です。

信頼関係があれば、「この治療はダウンタイムがあるけれど、これだけの効果があるから」という場合も、信じていただけると思うのです。そのためにも、器の広い人間、医者でいたいですね。女性としても後輩たちが目標としてくれる人間になるのが夢です。
近藤
先生の美肌を見ていれば、こんなキレイになれる方法を教えてほしいと思います。
松浦
肌は気をつけています(笑)。だって、私の肌が汚いと信頼してもらえないですから。美肌のポイントは艶や透明感、ハリやキメ。肌がキレイになると自分に自信が持てるし、自信が肌をより輝かせると思うんです。

診療やアドバイスを通してそのためのお手伝いをしたい。内側から出るハッピーオーラのサポートするのが私の使命だと考えています。ぜひ、お悩みをお聞かせください。
松浦佳奈

皮膚科専門医。
明るく飾らない気さくな雰囲気が人気。聖マリアンナ医科大学の皮膚科学教室で助教、皮膚科医長も務め、大学病院で培った知識と技術は折り紙付き。自身も美容好きで、美容皮膚科にも精通している。なんでも相談できる、悩める女性のみならず男性にも強い味方。
<SNS>
Instagram @jc_matsuura
Twitter @jc_matsuura
Facebook @jckanamatsuura

近藤須雅子
近藤須雅子

美容ジャーナリスト。
講談社を始め、数々の媒体で美容記事の連載をもつなど幅広く活躍。化粧品の商品開発や広告、書籍の編集など、マルチな活動を続けている。スキンケア、メイクアップ、ヘアケアなどオールジャンルの美容知識と鋭い切り口で定評がある。

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