第31回日本シミュレーション外科学会にて古山登隆理事長が発表を行いました

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2022.02.01
学会・国際活動

2021年11月、千葉大学で開催(オンライン含む)された『第31回日本シミュレーション外科学会』にて、古山登隆理事長が3DとVRを駆使したこれからのヒアルロン酸注入について発表を行いました。より満足度が高く、安全な注入のために、先端機器の活用がはじまっています。



日本シミュレーション外科学会は、慶應義塾大学形成外科学教室の呼びかけで1990年に発足。コンピューター技術を応用して術前に充分な検討を行い、手術結果を向上させることを目的としています。

また、学会の理事長は自由が丘クリニックで眼瞼下垂や上まぶたのたるみの診療を行う大慈弥裕之ドクターが務めています。

古山登隆理事長の発表は「患者満度を向上させる注入治療の考察」と題し、ヒアルロン酸注入において、3Dカメラや VR(バーチャルリアリティー=仮想現実)を使用した、注入結果の予測と安全な治療を行う、今後の注入治療のあり方についてです。



注入治療は1900年代から行われはじめ、当時はパラフィンやオルガノーゲンといった非吸収性の注入材が使用されていました。これらの吸収されない注入材は、時間とともに炎症や組織変形を起こすなどの有害事象が起こりやすく、現在では禁止されています。

その後、ヒアルロン酸を中心とした吸収性の安全な注入材が登場し、厚生労慟省承認の製剤もずいぷんと増えています。

近年はメーカーや医師の努力により、教育方法や安全な治療を行うための啓蒙活動も確立され、安全かつ安心なヒアルロン酸注入治療が可能になりました。

そのような歴史の中で、これからはより満足度が高く、さらに安全な注入治療を成すために、先端機器を活用した、新しい注入治療の時代に入ってきました。

3Dカメラでは、注入による形態の変化が撮影したデータをもとに可視化されます。どの部位にどのくらい注入すれば適正かなど、結果がわかるため、これから注入治療を始める先生方にも、トレーニングとして有用なツールになりえるでしょう。

そしてVRでは、書籍などの平面的な図では理解しにくい解剖の知識を、3Dモデルを使って立体的な視点で習得できます。また、針の角度や深さ、注入テクニックまで、実際に注入する感覚をシミュレーションすることもできます。

満足度の一層の向上と、より安全な治療を実践するために、先端機器を活用した注入治療は、今後の新しいトレンドになってくることが期待されています。

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