鼻中隔延長術

鼻中隔延長術は、軟骨を移植して鼻中隔(鼻腔を左右に仕切る壁)という部分を延長し、鼻尖(鼻先)を下げることで、上向きの鼻(アップノーズ、豚鼻)や短鼻を改善・予防する治療です。

鼻中隔延長術はこのような方におすすめ

  • 鼻尖(鼻先)が上を向いている
  • 正面から鼻の穴が見えている
  • 鼻が短い
  • 鼻尖と上唇間の距離が長い(鼻下長)

自由が丘クリニックの鼻中隔延長術のメリット

  • 自家組織(耳介軟骨、または鼻中隔軟骨の一部)のみを使うため、安全性が高い
  • 隆鼻術小鼻縮小術など、ほかの鼻治療を組み合わせられる
  • 半永久的に理想的な鼻を保てる

鼻中隔延長術について

鼻中隔延長術

鼻中隔とは、鼻腔(鼻のなかの空間)を左右に仕切る壁のことをいい、軟骨を移植してこの壁を延長し、ここに鼻尖の軟骨(鼻翼軟骨)を下方に移動した状態で縫いつけて固定するのが鼻中隔延長術です。鼻尖が下がるため、上向きの鼻(アップノーズ、豚鼻)や短鼻を治療できます。

鼻の手術を行うためのアプローチには、鼻孔(鼻の穴)の内側のみを切開するクローズ法と、鼻柱(左右の鼻の間の部分)を横切る切開を加えるオープン法とがあります。鼻の手術のほとんどはクローズ法で可能ですが、鼻中隔延長術はオープン法で行います。

鼻中隔延長術は、移植軟骨を固定する際に鼻中隔の延長方向と距離、位置を慎重に検討する必要があり、この作業を正確に行うためには、オープン法が必要になります。

切開の際には、なるべく傷痕が残らないように配慮し、傷は術後3ヶ月程度でほとんど気にならなくなります。


鼻中隔延長術で使用する軟骨は3種類

◎耳介軟骨

当院では、おもに耳介軟骨を用いています。その理由として、ほぼ必要な長さが確保でき、かつ耳裏を切開するだけで負担少なく採取できること、術後の安定性が高く鼻尖が曲がるなどの変形が起きにくいこと、などが挙げられます。

「耳介軟骨はやわらかいから、保持力が疑問」という声もありますが、この問題点は、耳介軟骨を左右両方にの耳から採取し、2枚重ねにして移植することで解決します。

重ねた軟骨には少し厚みが出てしまいますが、耳介軟骨がもつしなやかさは十分に残ります。この柔軟性を生かし、鼻中隔延長術特有の「鼻尖が固くなる」という問題を最小限に抑えます。

◎鼻中隔軟骨

鼻中隔軟骨は強度が高く、厚さも薄く、使いやすい材料です。しかし、鼻中隔軟骨は元々小さいため、必要な長さを確保しづらく、また鼻中隔自体が一部欠けることになるため、移植床としての強度が弱まる可能性があります。

◎肋軟骨(ろくなんこつ)

肋軟骨は大きいものでも採取しやすいのが特長で、非常に強度もあります。しかし、硬すぎる、曲がりやすい、胸に傷痕が残るなどの大きな欠点があるため、当院では耳介軟骨や鼻中隔軟骨が採取できない場合に限って使用しており、肋軟骨を第一選択とすることはありません。


鼻中隔延長の加減について

鼻中隔延長のデザインの際には、鼻中隔を支点として、延長する方向や長さを決めます。

上の図のAでは鼻尖が尖りすぎ 、またはアップノーズになりやすく、逆にCでは垂れ鼻になってしまいます。そのため、Bのように鼻背(鼻筋)とほぼ並行に延長するのが原則です。また、延長の度合いが過剰、または不足とならないような長さの調整も不可欠です。

そのため、手術の際には仮縫いなどを複数回行いながら、最適なバランスを探ります。

◎鼻中隔延長での無理は禁物!

鼻中隔延長術では、本来は直接繋がっていない鼻中隔軟骨と鼻翼軟骨を軟骨移植で連結させるため、ある程度鼻尖が硬くなり、動きも制限されます。 また、突っ張り棒で押し出されたような構造になるため、鼻尖に緊張が生じ、あまりに無理をすると鼻尖が曲がってしまうことがあります。

これらの問題を最小限にするには、延長の限界に挑戦するのではなく、適度かつ控えめな延長にとどめることが大切です。

◎鼻先を整えるため、鼻尖形成術の組み合わせを

鼻中隔延長術では、鼻尖の方向を最適化できても、鼻尖(鼻先)の形状や尖り具合の微細な調整は困難です。そのため、通常はさらに鼻尖に被せるような形で耳介軟骨の移植(鼻尖形成術)を行います。


術後の固定や、治療効果の判断時期について

◎固定について

術後には、血腫を防ぐためのチューブを鼻孔に挿入し、手術の2〜3日後に抜去します。また、ギプス(シーネ)やテープでの固定、軟骨を採取した場合にはガーゼや包帯での固定を行い、これらは手術の3〜7日後に外します。

プロテーゼや移植した組織が安定するまでに1ヶ月程度かかるため、それまでは夜間や就寝時に固定を行っていただきます。

◎治療効果の判断時期について

術後のむくみが完全に取れるには1〜3ヶ月程度かかります。したがって、手術の効果が十分に現れているかを判断できるのは、それ以降の時期となります。


”切らない”、糸などを使った鼻中隔延長術について

「なるべくダウンタイムや費用を抑えたい」「大掛かりな手術に抵抗がある」という人は、糸を用いる鼻中隔延長術を選択することがあるようです。

しかし、糸を使用する施術の効果は永続的ではなく、固定の保持力もほとんどないため、効果はきわめて限定的です。

また、糸を挿入する際に鼻の軟骨を傷つけたり瘢痕が生じたりし、いざ本格的な手術をしたいとなったときに支障が出るなどのリスクもあるので、おすすめできません。


鼻中隔延長術の概要やリスク(副作用・ダウンタイム)など

麻酔全身麻酔
施術の所要時間4時間程度
洗顔・入浴・メイク洗顔・シャワー : 翌日から可能
※患部はお湯で流す程度にしてください。
入浴 : 腫れが概ね引いてから可能
メイク : 抜糸後から可能
通院回数診察 ▷ 手術 ▷ 手術の3日〜5日にガーゼや包帯などの固定を外す ▷ 1週間後に抜糸、ギプスなどの固定を外す
※通院回数は、術後の経過などによって個人差があります。
入院1泊
副作用・
ダウンタイム
・術後しばらくは傷あとが赤く、硬くなります。通常は3か月程度で落ち着きますが、すっかりなじむまでには6ヶ月以上かかることもあります。
・耳の軟骨や側頭筋膜を使用した場合、その採取部に多少傷あとが残りますが、目立つことはほとんどありません。また、機能的な障害は残りません。
・鼻中隔の粘膜をより広く剥離するため、術後に粘膜が腫れてしばらく鼻閉症状が現れます。通常は1〜2週間程度で回復します。 ・感染(化膿):滅多にないことですが、どのような手術でも細菌感染が起こる可能性があります
・血腫:術後に出血が起こり、皮膚の下に溜まってしまうことがあります。
・麻酔を行う際、注射針によって内出血が起きることがあります。
・予想以上に効果の実感が得られない、または修正効果が弱いことがあります。
注意事項 ・皮膚が厚く硬い方では、手術の効果が出にくい(鼻先が思ったほど細くならない)場合があることをご了承ください。
・元々鼻の皮膚や粘膜には余裕がないため、軟骨移植によって延長を図っても、期待したほどの効果が得られないことがあります。また、効果が十分に得られても、時間の経過とともにある程度後戻りが起こることもあります。
・鼻の組織の安定には3週間程度かかるため、念のため1ヶ月程度はサウナや激しい運動、飲酒などの血流を活発にする行為、顔のマッサージ、歯の治療、眼鏡の長時間使用、うつぶせ寝をお控えください。

料金

施術名 鼻中隔延長術
料金 鼻中隔延長術
(耳介軟骨、鼻中隔軟骨、肋軟骨)
850,000〜1,100,000円(税別)
鼻尖への耳介軟骨移植 250,000〜400,000円(税別)
初診料 5,000円(税別)

※術式や組み合わせなど、手術の内容によって料金が異なりますので、カウンセリング時に十分ご相談ください。
※手術日が決定しましたら、内金として予定手術費用の20%または30%(内容によりどちらか)をお支払いいただきます。
※手術日決定後に予約の取り消し及び日程を変更する場合、キャンセル料が発生することがございますので、ご注意ください。
※手術後の投薬(抗生物質・鎮痛剤・胃薬等)、消毒、抜糸等の料金は、上記に含まれます。
※手術前の検査(血液検査、心電図、レントゲン)、麻酔代、入院代は別途費用となります。
※施術の所要時間、術後の経過はあくまでも目安であり、実際には個人差がございますので予めご了承ください。

医療法人社団 喜美会自由が丘クリニック
〒152-0023 
東京都目黒区八雲3-12-10パークヴィラ2F・3F・4F
TEL:0800-808-8200/03-5701-2500
10:00~19:00(最終受付18:45) 年中無休

※当院は予約制となっております。
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