2026年9月12日・13日に東京の港区で開催されたAMWC Japan(Aesthetic & Anti-Aging Medicine World Congress)において、自由が丘クリニックの医師が多数登壇いたしました。
AMWCは、モナコをはじめアジア、ヨーロッパ、アメリカなど世界各地で開催される、世界最大級の美容医療・アンチエイジング国際学会です。世界トップの専門家が集い、最新の知見や技術が発信される場として高い評価を得ています。
初日となる9月12日には、古山理事長がオープニング講演を務めました。その後の講演では、ヒアルロン酸注射やボトックス注射などの「注入治療において大切なこととは」、別の講演では「長く患者さまから選ばれ続ける美容医療クリニックを目指して」をテーマに、美容医療における注入治療やクリニックのあり方について発表しました。
また、大慈弥眼瞼下垂外来主任は眼瞼下垂や上まぶたのたるみ取りといった「アジア人の上眼瞼にみられる加齢変化と若返り治療」をテーマに演者として登壇。
教授外来を担当している河野太郎医師は、「フラクショナル治療最前線」および「2910nmファイバーレーザー技術に関する日本人患者での初期臨床経験」を発表しました。
さらに、古山理事長、大慈弥眼瞼下垂外来主任、河野太郎医師、アンチエイジング外来を担当する山田秀和医師がそれぞれ座長を務め、各セッションの進行にも携わりました。

今回のAMWC Japanでは、自由が丘クリニックの医師陣がそれぞれの専門分野で最新の知見を共有し、今後の美容医療発展に向けて活発な議論を交わしました。
当院では、このような、国際的な学会活動を通じて技術と知識の研鑽を重ね、患者さまにより質の高い美容医療を提供できるよう努めてまいります。
注入治療を安全かつ適切に行うために重要な考え方について講演。
発表では、ヒアルロン酸とボツリヌストキシン(ボトックス)※による注入治療を取り上げ、日本における注入治療の歴史や現在の状況とともに、さまざまな合併症とその予防・早期対応について解説しました。
ヒアルロン酸注射では、疼痛や発赤、腫脹、内出血などの比較的軽度なものから、結節(しこり)や炎症、浮腫などの時間が経ってから出現する症状、さらに血管塞栓による皮膚壊死や視力障害・失明など、稀ではあるものの重篤な合併症についても紹介。
安全な治療のためには、血管や筋肉、骨、靭帯などの立体的な解剖を理解し、注入する層や量、圧力、速度を適切に判断することが重要であると説明しました。
また、リスクが高い部位を把握するとともに、患者さまの皮膚色や自覚症状などを継続的に観察し、万が一の血管閉塞に備えた対応体制を整えておくことの必要性についても解説しました。
さらに、近年課題となっているヒアルロン酸の過剰注入について、すべての変化を修正するのではなく、顔全体の調和を見ながら自然な仕上がりを目指し、「やめ時を知る」ことの大切さを強調。
ボツリヌストキシンについても、筋肉の解剖や動きを理解したうえで低用量から慎重に治療を行い、完全に動きを止めるのではなく、自然な表情と顔全体のバランスを保つことが重要であると語りました。
※「ボツリヌストキシン」は成分名で、「ボトックス(正式名称:ボトックスビスタ)」はアラガン(アッヴィ社)の商品名です。
当院では、厚生労働省の承認を受けているアラガンの「ボトックス」のみを採用しています。
美容医療クリニックが長期的に発展していくために必要な考え方について、当院の取り組みを交えながら講演。
発表では、クリニックにとっての「成功」とは、単に新規の患者さまを増やしたり売上を伸ばしたりすることではなく、医師やスタッフが成長しながら、患者さまから長年にわたって選ばれ続けることだという考えを紹介しました。
そのためには、地域とのつながりを大切にしながら患者さまとの信頼関係を築き、満足度の高い医療を提供することが重要です。
また、医師やスタッフの教育、専門性の維持、学術活動にも継続的に取り組むことが、医療の質とクリニックへの信頼につながることについてお話ししました。
短期的な集患ではなく、長く患者様から信頼されるクリニックを目指すことの重要性をお伝えしました。
新たなフラクショナル治療として注目される2910nmガラスファイバーレーザーを中心に、美容医療デバイスの進化について講演。
発表では、フラクショナルレーザー治療において、治療効果だけでなく、ダウンタイムや副反応とのバランスを考慮することの重要性について解説しました。
特に、照射方法による熱の蓄積や、アジア人の肌で注意が必要となる炎症後色素沈着など、従来のフラクショナル治療における課題について紹介しました。
そのうえで、2910nmガラスファイバーレーザーについて、アブレーションと熱凝固のバランスを細かく調整できる特徴や、複数の照射モードを患者さまの肌質や症状、治療部位、治療目的に応じて使い分ける考え方を説明しました。
また、日本人患者に対する初期の臨床経験をもとに、患者選択、照射条件、治療計画、治療後の経過などを含め、新しいデバイスを実臨床へ導入する際に考慮すべき点についてお話ししました。
※当院は予約制となっております。
必ずご予約のうえご来院ください。
※未就学児の診療はおこなっておりません。
お近くの小児皮膚科を受診ください。
※ご本人確認書類のご提示をお願いする場合があります。(詳細はこちら)