サージェリーファースト法について

中北信昭総院長

サージェリーファーストとは、先に顎変形症の外科手術を行い、外見を改善してから、歯列矯正で噛み合わせを整える方法です。
従来の手法と比べ、治療期間の大幅な短縮を図ることができるなど、メリットが多いものの、技術的な難易度が高いため、サージェリーファーストで治療を行う場合は、矯正歯科医との緻密な連携=チーム医療が欠かせません。
当院では外科矯正を知り尽くした矯正歯科医とのコンビネーションにより、サージェリーファーストでの手術も行っております。

顎変形症手術とは

顎変形症(下顎前突・後退、上顎前突・後退、上下顎非対称など)に対し、下顎骨または上顎骨、あるいはその両者の位置を骨切りによって移動することにより、咬合(かみ合わせ)や咬合平面の傾きを正常化するとともに、外見を改善する手術です。
詳しくは顎変形症に対する外科的矯正手術ページをご覧ください。


サージェリーファーストとは

治療期間 保険適応 外見の改善
従来の
顎変形症手術
長い
(2年程度)
保険適応あり 歯列矯正後のため遅くなる
サージェリー
ファースト
短い
(1年〜1年6ヶ月程度)
自費診療のみ 早く改善できる

◎ 従来の顎変形症手術

顎変形症の外科手術では、上顎骨や下顎骨の骨切り移動に伴って咬合(歯の噛み合わせ)が変化することが予想されます。したがって、予定する位置に骨を移動した時点でできるだけ良好な咬合が得られるよう、あらかじめ術前歯列矯正を行うのが一般的です。

術前歯列矯正がしっかり行われていると手術直後から咬合が安定しやすく、また術前・術後矯正と外科矯正(手術)の一連の治療が健康保険の適応となることも多いので、患者様の金銭的負担が少なくて済むメリットもあります。

しかし、術前歯列矯正には6ヶ月〜1年、場合によっては2年ほどかかるため、手術までに長時間を要するばかりか、術前矯正が進むにつれて外見はむしろ悪化してしまうといったデメリットがあります。



◎ 新しい治療法「サージェリーファースト」

顎変形症の患者様には、「咬合よりも外見を早く改善したい」「しばらくの間外見が悪化するのは耐えがたい」と考えている方が多くおられます。そんなご要望にお応えするために当院が力を入れているのが、サージェリーファースト法です。

術前歯列矯正を全く行わないか、最小限にとどめて、まず手術を先に行い、咬合は術後矯正で合わせていくという方法です。気になる外見を先に改善できるメリットは患者様にとって大変大きいと言えます。

ただし、術直後の咬合がかなり不安定となりますし、外見ばかりでなく最終的には良好な嚙み合わせを獲得するためにも、術後の歯列矯正が大変重要となります。 当院では形成外科医と口腔外科医、サージェリーファーストの概念に精通した矯正歯科医が連携したチーム医療を実践しています。


なお、サージェリーファーストによる外科矯正手術は、術後の歯列矯正治療も含め、健康保険の適応外(自由診療)となります。患者様の金銭的負担は大きくなりますが、輪郭形成術を自由に組み合わせることも可能です。


症例

◎30代女性

下顎枝矢状分割骨切り術(SSRO)+オトガイ短縮術
下顎枝矢状分割骨切り術(SSRO)+オトガイ短縮術
下顎枝矢状分割骨切り術(SSRO)+オトガイ短縮術

【施術名】下顎枝矢状分割骨切り術(SSRO)+オトガイ短縮術
【担当医】中北信昭
【料金】2,200,000円(税込)
【概要やリスク】こちらをご覧ください




当院における診療の流れ

1.レントゲン撮影

顎の輪郭や噛み合わせのずれにお悩みの患者様が初診で来院された場合、問診票へ記入をしていただいた後、レントゲン撮影を行います。


①上下顎パノラマ撮影(オルソパントモグラフィー)と②顔面規格撮影(セファログラム)の2種類を撮影します。
上下顎パノラマ撮影(オルソパントモグラフィー)で歯と歯根および顎関節の健康状態を確認をし、顔面規格撮影(セファログラム)では上顎骨と下顎骨の位置や傾き、大きさなどが標準と比較してどれだけ隔たりがあるかなどを分析・評価します。



2.診察

次に実際に患者様を診察してお悩みやご要望をお聞きしながら視診により状態を把握します。さらに顔貌や歯並びの写真を撮影しておき、1週間ほど時間をいただいて、先のセファログラムの分析と合わせて外科矯正手術の適応判断や見込まれる術式の検討を行います。



3.チーム医療による治療方針の検討

レントゲンなどの資料は連携する矯正歯科医にも送り、矯正の立場からも適応や治療方針を検討してもらいます。これらの分析・評価の結果と3者(形成外科・口腔外科・矯正歯科)の意見を取りまとめ、改めて患者様にご説明し、見込まれる治療のお見積もりを提示いたします。

その上で手術をお受けになることが決まりましたら、顔面骨のCT撮影、実体モデル作製、矯正医によるバイトプレートの作製(骨切りで変化する嚙み合わせを想定し、それを手術中に再現するための装具)、手術の内容によっては自己血貯血等、実際の手術に必要な準備を進めます。



4.手術

入念な準備の上で、美容外科医、口腔外科医、麻酔医らが連携して手術を行います。
手術後は入院いただきます。当院は入院設備も完備しております。


サージェリーファーストをご希望の方へ

自由が丘クリニックでは、形成外科医、口腔外科医、歯科矯正医がチームとなり、サージェリーファースト法による顎変形症手術をおこなっております。 カウンセリングにお越しいただきますと、医師が診察し、最適な治療法を提案いたします。

ご希望の方は、まずはご予約のうえ、カウンセリングにお越しください。 ご来院をお待ちしております。


医療法人社団 喜美会自由が丘クリニック
〒152-0023 
東京都目黒区八雲3-12-10 パークヴィラ2F〜5F
TEL:0800-808-8200/03-5701-2500
電話受付 : 9:30~19:00
診療時間 : 10:00~18:00/年中無休

※当院は予約制となっております。
必ずご予約のうえご来院ください。
※未就学児の診療はおこなっておりません。
お近くの小児皮膚科を受診ください。

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