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古山恵理医師インタビュー

美容医療にまつわるコラム解説
2020.09.25

2020年6月より、自由が丘クリニックの常勤医として、日々診療にあたる古山恵理ドクター。 国立病院などの形成外科で経験を積み、手術はもとよりレーザー治療から再生医療までもこなす。
「受けて良かったと言っていただける治療が理想。そんなお手伝いができれば、私もハッピーです。」と、患者様の希望にきめ細かく応える姿勢で好評を得ています。今回は、そんな古山ドクターに美容ジャーナリストの近藤須雅子さんが話を伺いました。



患者様の理想も多種多様。だから、カウンセリングが大切なんです

近藤
古山恵理先生は形成・美容外科がご専門なんですね。女性のドクターが増えたのは本当に心強いです。自分の悩みやどうなりたいのかとか、デリケートな部分も心を許して話せそうですし。
古山
以前の病院では乳がんで乳房を切除された方の胸を再建する手術なども担当していたんですが、事前に患者さんとしっかり話し合うのはすごく大切なんです。

たとえば、病気じゃないほうの胸はそれなりに年齢を重ねた感じなのに、手術で一方だけぷりっと若い感じの胸にするのはどうかとか。逆に、そうしたいという方もおられますし。

また、乳頭を切除したけれど、もうこれ以上メスを入れたくないという方もいらっしゃいます。そういうときはご希望の範囲内で、できることを探します。たとえばタトゥーでできるかぎり自然な乳頭に近づけたり。
近藤
乳頭に近い色を入れて、見た目にはわからない感じにするんですか?
古山
少しでも立体感が出るように、濃淡をつけてみたり。ただ「こんな感じの色かな」なんて感覚だけで施術するのは患者さんに失礼ですから、色の勉強をしてカラーコーディネイターの資格も取りました。
近藤
そこまでしていただけるなんて、本当にありがたいですね。


年齢で変化する目もとはメンテナンスも大切ですね

近藤
自由が丘クリニックでは、どういう治療を担当されているんですか?
古山
目もとやたるみなどのエイジングサインのお悩み、ボディが中心です。
近藤
目もとというと二重手術(切開法埋没法)を希望される方が多いと思いますが、最近はエイジングケアとしても眼瞼下垂の治療手術が注目されていますね。
古山
まぶたは、加齢と共にどんどん変化していくので切実なんですね。たとえば若い時に二重の手術をして、うまくいったとしても、加齢とともにゆるんできたり、まぶたが重くなってきて、変わってしまいます。希望の状態をキープするには、それぞれの時期に手当をすることが必要なんです。
近藤
眼瞼下垂でも、視界を確保するだけなら眼科で治療できるけれど、手術するかぎりはまぶたのたるみを治して、若々しくキレイになりたいですし。
古山
自由診療なら、奥二重っぽくとか、くっきり二重にしたいとか、ご希望にも応えられます。ご本人は眼瞼下垂と思っていても、まぶたが重いタイプということもあります。ご自身で決めつけず、ご相談いただきたいですね。


手術せずにさまさまな悩みを改善する方法も増えています

近藤
治療は手術が中心ですか?
古山
形成外科医ですが、手術にはこだわっていません。治療機による治療や注入など、目的やご希望に適した方法をご提案します。
近藤
今は治療機の種類も多くて、サーマクールとかウルセラとか名前は知っていても、違いがわからない。
古山
わからないのが当然ですよね。ですから、脂肪の重みでたるんでいるならサーマクール、ぎゅっと引きあげるならウルセラとか、具体的にご説明するようにしています。

部分によって、輪郭はサーマクール、頬はウルセラなど使い分けてもいいし、交互に受けてもいいとか、しっかりご説明して、いい方法をご一緒に選びたいですね。
近藤
注入など機器以外の治療も?
古山
ヒアルロン酸ボトックスによる注入、糸を使うスレッドリフトなど、メスを使わない治療は、自由が丘クリニックがいちばん得意とするところですし、私も古山登隆理事長をはじめ、当院の優秀な先輩ドクターの注入や糸の素晴らしい治療を身近で学んできました。ぜひその技術を生かしていきたいですね。
近藤
ボディの治療というのは?
古山
ボディのコンプレックスって、なかなか人に相談できないし、深刻になりがちなんです。今はいい治療機もありますし、手術で改善することもできます。一人で悩みを抱え込まないでいただきたいですね。それともうひとつ、深刻になりがちなのが、AGAFPHLと呼ばれる薄毛の悩みです。
近藤
悩んでいる女性も多いですね。
古山
今は、飲み薬や塗り薬から、機器を使って直接薬剤を浸透させる方法や植毛まで、さまざまな治療があります。それに当クリニックではエステやサプリなども豊富ですから、男性女性を問わず、その方に適した方法をご提供できると思います。
近藤
解決できる方法を知らなくて悩んでいるのは、もったいないですね。
古山
今は、あまり外出したくないという方もおられますし、その一方、ダウンタイムを気にせず、しっかり治療したいという方もおられるんですね。そうした治療法に対するご希望にもきめ細かくお応えしたいと思います。
古山 恵理

形成外科・美容外科。 杏林大学医学部卒業、日本形成外科学会専門医、日本乳房オンコプラスティックサージェリー学会実施医師、サーマクール認定医。 古山理事長のDNAを受け継ぎ形成外科医となる。東京医療センター形成外科で経験を積み、手術はもとよりレーザー治療から再生医療までもこなす。特に女性特有の悩みについての治療に精通し、注力している。
<SNS>
Instagram @jc_eri
Twitter @jc_eri_
Facebook @jcerifuruyama

近藤須雅子
近藤須雅子

美容ジャーナリスト。 講談社を始め、数々の媒体で美容記事の連載をもつなど幅広く活躍。化粧品の商品開発や広告、書籍の編集など、マルチな活動を続けている。スキンケア、メイクアップ、ヘアケアなどオールジャンルの美容知識と鋭い切り口で定評がある。

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