フェイスリフト

フェイスリフトは、皮膚を切開し、SMAS表在性筋膜を引き上げて皮膚や脂肪を持ち上げることで、額や頬、口元や首などのたるみを根本的に解消する治療です。

フェイスリフトはこのような方におすすめ

フェイスリフトのメリット

  • ほかの施術では難しい、下顔面へのアプローチが可能
  • 根底からたるみを解消できる

顔は3つのエリアに分類することができ、上から「上顔面」「中顔面」「下顔面」といいます。

加齢による骨や筋肉の萎縮、皮下脂肪の減少などによって生じるしわやほうれい線の大きなものは、中顔面〜下顔面に現れます。しかし下顔面のリフトができる治療は多くなく、また想像していたような効果が得られないこともありました。

一方、フェイスリフトではこの中顔面〜下顔面にしっかりアプローチでき、見た目の変化はもちろん、長期にわたって効果が持続します。

フェイスリフトは、皮膚のたるみが深刻な方のほか、ウルセラリフトスレッドリフトからのステップアップの治療としてもご提案しています。


フェイスリフト成功の鍵は、「SMASの引き上げ」と「リガメント切離」

◎SMASの引き上げ

フェイスリフトには皮膚や骨膜下を引き上げるものもありますが、皮膚のリフトではリフトアップが足りず、骨膜下リフトでは体への負担の割に効果が低い、など思ったような効果が得られませんでした。

そして、近年注目されているのが、「SMAS」です。SMASは皮膚や皮下脂肪の下にある表在性筋膜層で、たるみに大きく影響する広頚筋(こうけいきん)とつながっていることから、フェイスリフトの要となります。

◎リガメント切離

リガメントとは、皮膚や皮下組織とSMASや骨とをつなぐ靭帯のことをいい、顔のあらゆる場所に存在します。

このリガメントを、著しくゆるみが生じている状態でそのままにしておくと、いくらSMASなどを引き上げても、リガメントの力で元の場所に引き戻されてしまいます。そこで、SMASを剥離すると同時にリガメントを切ることで、見た目の変化を得るとともに術後の組織の保持力を高めます。

SMASやリガメントの操作・切離は皮下で行うため、皮膚表面の傷とはなりません。

なお、リガメントを切離するかは選択でき、それによりメニューや料金が異なります。

自由が丘クリニックのフェイスリフト

スタンダードSMAS弁法(中〜下顔面、中度のたるみに)
ダウンタイム:★2 効果や持続性:★1.5(★3が最大)

ラテラルスマセクトミー法(中〜下顔面、中度〜重度のたるみに)※リガメント切離込み
ダウンタイム:★2 効果や持続性:★2

拡大SMAS弁法(中顔面〜下顔面、中度〜重度のたるみに)※リガメント切離込み
ダウンタイム:★3 効果や持続性:★3

前額リフト(額や上まぶたのたるみに)
ダウンタイム:★2 効果や持続性:★2.5

スタンダードSMAS弁法

まず、基本的なSMAS弁の牽引による下顔面のリフト「スタンダードSMAS法(SMAS-Platysma法)」について説明しましょう。
※Plastyma…広頚筋

スタンダードSMAS法では、SMASを弁状にし、この弁を引き上げて固定します。リガメントは基本的に触りませんが、必要に応じて耳前部のみ切離することがあります。

◎皮膚切開と皮下剥離

耳の付け根の前と後ろに沿って皮膚を切開します。 傷がなるべく見えにくいよう、例えば耳珠と呼ばれる軟骨の膨らみの部分ではその縁に沿って切開を入れます。そのまま耳たぶの付け根を通って後ろへ回り、耳の付け根の溝に沿って上方に向かいます。

たるみを引き上げた結果、余剰となった皮膚は切離するのですが、余剰皮膚が多い場合にはそれをきれいに処理するために、耳後部の切開線を毛髪の生え際まで延長します。

◎皮下剥離

皮膚をSMAS上で剥離します。 その範囲は、耳前部では顔の中心に向かって、耳下部では首の方へ、耳後部は毛髪の生え際までです。

◎SMASの切開・剥離・引き上げ

耳のすぐ前でSMASを切開し、そこからSMAS下を前方に剥離します。剥離したSMASを後上方に引き上げ、余剰となったSMASを切離して縫合しますが、通常その一部を弁状に残し、耳後部に引き込んで縫合固定します。

SMASはあごから首にかけて広頚筋につながっていますので、SMASの引き上げによって特にあご下のたるみが大きく改善します。

◎皮膚切除・縫合

SMASの引き上げによって、皮膚はそれ自体を引っ張らなくても耳の周囲でだぶついた状態になっています。この余剰皮膚を、元の切開線の形に合うように切り取り、切り口を縫合します。

手術の仕上がりにとって、傷がきれいで目立たないことも重要なポイントですので、皮膚縫合においても手間を惜しみません。真皮(皮膚の裏側どおし)と表の二重の縫合を行うので、やや時間がかかります。

 
ダウンタイム
痛み……術後の痛みは処方薬によって軽減できます。
腫れ……腫れのピークは2週間程度。1ヶ月程度経てば腫れはほとんど目立たなくなり、3ヶ月程度かけて安定します。
 

ラテラルスマセクトミー法(リガメント切離込み)

ラテラルスマセクトミー法では、耳前の切開とともに、顔面中央寄り、具体的には耳垂(耳たぶ)の少し前方と外眼角(目尻)を結ぶ線上でSMASを切開し、そこから前方に剥離した後、SMASを紡錘形に切離して切り口を縫合します。

縫い縮められるSMASの幅は、スタンダードSMAS弁法(耳前部での縫縮)では1~1.5cm程度ですが、ラテラルスマセクトミーでは最大3cmほどが可能です。そして、SMAS下をさらに前方へ剥離し、頬骨部靱帯、咬筋部靱帯らリガメントの切離も行います。

ラテラルスマセクトミー法は、SMASを切離する方向が鼻唇溝(鼻の下の溝)とほぼ平行であることも手伝って、口元のたるみや鼻唇溝の改善に期待できます。

また、顎下部のたるみが強い場合にはSMASの一部(下部)は切離せずに弁状に残し、これを回転しながら後方に引き上げ、耳後部に縫合固定します。

ダウンタイム
痛み……術後の痛みは処方薬によって軽減できます。
腫れ……腫れのピークは2週間程度。1ヶ月程度経てば腫れはほとんど目立たなくなり、3ヶ月程度かけて安定します。

拡大SMAS弁法(リガメント切離込み)

拡大SMAS弁法は、スタンダードSMAS弁法とほとんど同じアプローチですが、より広い範囲を剥離します。

咬筋を超える範囲でSMAS下剥離を行い、咬筋より前方でSMASを再び切開し、皮下剥離を顔中心部まで行います。これにより、頰の皮下にSMAS弁が付着している状態になります。

この広範囲にわたる剥離で得られるメリットは、2つあります。

1つめは、頬の皮下にある弁を引き上げることで顔前面に牽引力がしっかり伝わり、強力なリフトアップ効果が得られることです。 2つめは、咬筋を超えての剥離により、リガメントの大部分を切離して再固定できることです。この操作によって、組織を引き上げた位置で強力に保持できます。

拡大SMAS弁法は、ほかのフェイスリフトに比べてダウンタイムが長くなりますが、その分効果を高く、長期にわたって実感できるのが魅力です。

ダウンタイム
痛み……術後の痛みは処方薬によって軽減できます。
腫れ……腫れのピークは3週間程度。1ヶ月程度経てば腫れはほとんど目立たなくなり、3ヶ月程度かけて安定します。

前額リフト

前額リフトでは、額の毛生え際、または頭皮内を切開し、額や額周辺のたるみやしわを治療します。

皮下剥離する範囲は眉毛下までで、必要に応じて前頭筋部分切除、皺眉筋切除、鼻根筋切離などを行うことで、額以外にも眉間や鼻根、上まぶたや目尻などの、あらゆる部位のたるみやしわを解消します。

ダウンタイム
痛み……術後の痛みは処方薬によって軽減できます。
腫れ……腫れのピークは2週間程度。1ヶ月程度経てば腫れはほとんど目立たなくなり、3ヶ月程度かけて安定します。

フェイスリフトの術後について

◎ドレーン挿入や固定、腫れについて

フェイスリフトの術後には、ドレーンという管を切開部から挿入し、弾性包帯による圧迫も行います。ドレーンや包帯は、手術の1〜3日後にご来院いただき外します。

腫れについては、個人差もありますが、術後の腫れは1ヶ月程度で概ね引き、3ヶ月程度かけて安定します。

◎術後の傷痕について

フェイスリフトでは、耳の前後や頭皮内、生え際などを切開するため、術後しばらくは傷痕が赤く、硬くなります。頭皮内切開の場合は、しばらくの間、一部髪の生えない場所があります。

傷は、通常術後3ヶ月程度で落ち着いていき、6ヶ月から1年程度経つとだいぶ目立たなくなりますが、完全に傷痕が消えるわけではありません。傷痕がどの程度きれいになるかは、個人差が大きいことをご理解ください。


フェイスリフトの効果について

◎効果の持続期間の目安

効果については一概には言えないのですが、SMASを引き上げて余剰分を処理した効果は、何年経っても元どおりになることはありません。

しかし、皮下脂肪(特に頬脂肪体)や皮膚のたるみは、手術の翌日からでも再び起こり始めるため、外見上は短期間(1〜2年程度)で元に戻ってしまったように感じる場合もあります。

目安として、「手術によって5〜10歳若返り、その後5〜10年経つうちに効果は薄れていくが、手術をせずに同じ年月を得た状態との差は恐らく大きい」とお考えください。

◎フェイスリフトの効果が現れやすい年齢は?

加齢が進んでしまうと、骨の萎縮や皮下脂肪の減少などにより、思ったような引き上げ効果が得られず、術後の保持力も弱くなってしまいます。そのため、予防治療の意味で、早めの40〜50代を目安にフェイスリフトを受けるようおすすめします。

その反対に、フェイスリフトは年齢が若すぎても変化を実感しづらく、30代前半以前の方には基本的におすすめしていません。たるみが軽度の場合には、超音波治療のウルセラリフトなどが適しているでしょう。


しわを解消したい方は、注入治療の組み合わせがおすすめ

フェイスリフトではたるみは大きく改善しますが、しわや加齢による凹みにはほとんど改善が見られません。

しわや凹みを目立たなくしたいとご希望の方には、脂肪注入やヒアルロン注射、ボトックス注射を組み合わせ、全体で調和のとれたエイジングケア治療をご提案しています。


フェイスリフトの概要やリスク(副作用・ダウンタイム)など

麻酔全身麻酔
所要時間2〜4時間程度
洗顔・入浴・メイク洗顔・シャワー : 翌日から可能
※患部はお湯で流す程度にしてください。
入浴 : 腫れが概ね引いてから可能
メイク : 抜糸後から可能
通院回数診察 ▷ 手術 ▷ 手術の1〜3日後にドレーンや包帯を外す ▷ 手術の1週間後に抜糸 ▷ 手術の1ヶ月後に患部のチェック ▷ 手術の3ヶ月後に患部のチェック
※通院回数は、術後の経過などによって個人差があります。
入院1泊
副作用・
ダウンタイム
・術後しばらくは傷あとが赤く、硬くなります。通常は3か月程度で落ち着きますが、すっかりなじむまでには6ヶ月以上かかることもあります。
・皮膚のひずみ(だぶつき)はできるだけきれいに処理しますが、耳後部には多少ギャザーやふくらみが残ることがあります。時間の経過とともになじんでいきますが、6ヶ月以上経っても目立つ場合には、修正を考慮します。
・顔面神経麻痺:筋膜(SMAS)のすぐ下に多数の顔面神経があり、この神経が損傷を受けると顔の表情にゆがみが発生します。当院では、顔面神経の永久的な麻痺が残ること可能性は極めて低いですが、局所麻酔の影響などによって一時的な麻痺が起こることがあります。通常は数日以内に回復しますが、2〜3ヶ月ほどかかることもあります。
・皮膚壊死:皮膚のすぐ下を広範囲に剥離するため、皮膚の血行が悪くなることがあります。通常は一時的に色調が悪くなる程度で徐々に回復していきますが、術前の健康状態等によっては(特にヘビースモーカーの方)、まれに皮膚壊死が起こることがあります。このような場合には回復に非常に時間がかかり、治療した後も大きな傷跡が残る可能性があります。
・感覚障害:皮膚を剥離したところや耳の皮膚の感覚が鈍くなることがあります。通常は一時的なもので心配ありませんが、まれに耳たぶの感覚が回復するのに数年かかる場合があります。
・感染(化膿):滅多にないことですが、どのような手術でも細菌感染が起こる可能性があります。
・血腫:術後に出血が起こり、皮膚の下に溜まってしまうことがあります。
・麻酔を行う際、注射針によって内出血が起きることがあります。
・予想以上に効果の実感が得られない、または修正効果が弱いことがあります。
注意事項 抜糸まで、サウナや激しい運動、飲酒などの血流を活発にする行為はお控えください。

料金

施術名 フェイスリフト
料金 スタンダードSMAS弁法 1,600,000〜2,240,000円(税別)
拡大SMAS弁法 1,800,000〜2,520,000円(税別)
ラテラルスマセクトミー法 1,800,000〜2,520,000円(税別)
前額リフト 毛髪内冠状切開法 1,500,000〜2,100,000円(税別)
生え際切開法 1,500,000〜2,100,000円(税別)
初診料 5,000円(税別)

※術式や組み合わせなど、手術の内容によって料金が異なります。カウンセリングの際にご説明いたします。
※手術日が決定しましたら、内金として予定手術費用の20%または30%(内容によりどちらか)をお支払いいただきます。
※手術日決定後に予約の取り消し及び日程を変更する場合、キャンセル料が発生することがございますので、ご注意ください。
※手術後の投薬(抗生物質・鎮痛剤・胃薬等)、消毒、抜糸等の料金は、上記に含まれます。
※手術前の検査(血液検査、心電図、レントゲン)、麻酔代、入院代は別途費用となります。
※施術の所要時間、術後の経過はあくまでも目安であり、実際には個人差がございますので予めご了承ください。

医療法人社団 喜美会自由が丘クリニック
〒152-0023 
東京都目黒区八雲3-12-10パークヴィラ2F・3F・4F
TEL:0800-808-8200/03-5701-2500
10:00~19:00(最終受付18:45) 年中無休

※当院は予約制となっております。
ご予約のうえご来院ください。

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